Web Syllabus(講義概要)
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解剖・発生学Ⅲ(M301-BM18)
英文名Anatomy and Embryology III
科目概要2年前期[10コマ]、3群科目、必修、講義
科目責任者小川 元之
担当者小川 元之※, 勝村 啓史, 助川 浩士※, 三浦 正明, 新井 雄太
教室M103(新校舎1階大講義室)

実務経験のある教員

小川 元之ほか:
医師として学んできたことをベースに、解剖学と発生学をリンクさせて基本的な発生学は勿論のこと、先天奇形など臨床医学に関連する知識を説明する。
低学年から臨床医学の知識に触れることにより、医学・発生学を学ぶモティベーションを高めるようにする。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

1. プロフェッショナリズムと倫理: ◯4. 知的探究と自律的学習: ◎7. 予防医学:
2. コミュニケーション能力: 5. チーム医療: 8. 地域医療:
3. 医学的知識と技術: ◎6. 医療の質と安全: 9. 国際貢献:

授業の目的

 発生各論として各種臓器の発生様式を学ぶ。解剖・発生学Ⅰおよび解剖学実習において各種臓器の人体における解剖学的構造を学んでいるので、本科目のこの時期の開講は、各種臓器の発生学的知識を習得するのに適切であると考えている。

教育内容

1.筋・骨格系の発生
2.心臓・大血管系の発生
3.呼吸器系・横隔膜の発生
4.消化器系の発生
5.体腔と漿膜の発生
6.神経系の発生
7.顔面および頭頚部の発生
8.泌尿器・生殖器の発生

教育方法

上記「教育内容」を指定教科書や配布資料を用いて講義する。
定期試験において、総評、平均点、得点分布などのデータを提示する。
また、総評と共に再試験にあたっての学習ポイントを提示する。

授業内容

日時講義テーマ講義内容担当者所属
13/31(月)④筋・骨格系の発生中胚葉から発生する筋・骨格系について解説する助川 浩士
医学教育研究開発センター臨床解剖教育研究部門
24/25(金)③呼吸器系・横隔膜の発生肺の形成として、⑴肺芽の形成⑵肺の成熟について解説する三浦 正明
解剖学(小川単位)
34/25(金)④消化器系の発生①体腔と漿膜、前腸・中腸・後腸の形成新井 雄太
解剖学(小川単位)
44/25(金)⑤消化器系の発生②肝臓・胆嚢・膵臓の形成について解説する新井 雄太
解剖学(小川単位)
55/13(火)③循環器の発生心臓・大血管の発生と奇形について解説する
胎児循環について説明する
小川 元之
解剖学(小川単位)
65/13(火)④泌尿器系の発生腎臓、尿管、膀胱の発生・解剖について解説する小川 元之
解剖学(小川単位)
75/22(木)③顔面の発生鰓弓、咽頭嚢から発生する構造を解説する勝村 啓史
非常勤教員
85/22(木)④神経系の発生中枢・末梢神経系の発生を解説する勝村 啓史
非常勤教員
96/10(火)③生殖器の発生男性生殖器と女性生殖器の発生・解剖について比較しながら解説する小川 元之
解剖学(小川単位)
106/10(火)④目と耳の発生眼球・外中内耳の発生を解説する新井 雄太
解剖学(小川単位)
No. 1
日時
3/31(月)④
講義テーマ
筋・骨格系の発生
講義内容
中胚葉から発生する筋・骨格系について解説する
担当者
助川 浩士
所属
医学教育研究開発センター臨床解剖教育研究部門
No. 2
日時
4/25(金)③
講義テーマ
呼吸器系・横隔膜の発生
講義内容
肺の形成として、⑴肺芽の形成⑵肺の成熟について解説する
担当者
三浦 正明
所属
解剖学(小川単位)
No. 3
日時
4/25(金)④
講義テーマ
消化器系の発生①
講義内容
体腔と漿膜、前腸・中腸・後腸の形成
担当者
新井 雄太
所属
解剖学(小川単位)
No. 4
日時
4/25(金)⑤
講義テーマ
消化器系の発生②
講義内容
肝臓・胆嚢・膵臓の形成について解説する
担当者
新井 雄太
所属
解剖学(小川単位)
No. 5
日時
5/13(火)③
講義テーマ
循環器の発生
講義内容
心臓・大血管の発生と奇形について解説する
胎児循環について説明する
担当者
小川 元之
所属
解剖学(小川単位)
No. 6
日時
5/13(火)④
講義テーマ
泌尿器系の発生
講義内容
腎臓、尿管、膀胱の発生・解剖について解説する
担当者
小川 元之
所属
解剖学(小川単位)
No. 7
日時
5/22(木)③
講義テーマ
顔面の発生
講義内容
鰓弓、咽頭嚢から発生する構造を解説する
担当者
勝村 啓史
所属
非常勤教員
No. 8
日時
5/22(木)④
講義テーマ
神経系の発生
講義内容
中枢・末梢神経系の発生を解説する
担当者
勝村 啓史
所属
非常勤教員
No. 9
日時
6/10(火)③
講義テーマ
生殖器の発生
講義内容
男性生殖器と女性生殖器の発生・解剖について比較しながら解説する
担当者
小川 元之
所属
解剖学(小川単位)
No. 10
日時
6/10(火)④
講義テーマ
目と耳の発生
講義内容
眼球・外中内耳の発生を解説する
担当者
新井 雄太
所属
解剖学(小川単位)

準備学習(予習・復習)

予習(30分): 受講前に教科書、または学生参考図書で、上記講義内容の各系について予習しておく。
復習(30分):ノートおよび講義中に配布されたプリントで十分に復習する。
学習内容が非常に多いので、講義を指標に日頃から学習しておくことが望ましい。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書人体発生学講義ノート塩田浩平(著)金芳堂
教科書ラングマン 人体発生学(第11版)安田峯生・沢野十蔵 訳メディカルサイエンス・インターナショナル
参考書ラーセン最新人体発生学相川英三 他訳西村書店刊
参考書カールソン人体発生学-分子から個体へ自井敏雄 監訳西村書店刊
参考書ムーア人体発生学瀬口春道 監訳医歯葉出版刊
教科書
署名
人体発生学講義ノート
著者・編者
塩田浩平(著)
発行所
金芳堂
教科書
署名
ラングマン 人体発生学(第11版)
著者・編者
安田峯生・沢野十蔵 訳
発行所
メディカルサイエンス・インターナショナル
参考書
署名
ラーセン最新人体発生学
著者・編者
相川英三 他訳
発行所
西村書店刊
参考書
署名
カールソン人体発生学-分子から個体へ
著者・編者
自井敏雄 監訳
発行所
西村書店刊
参考書
署名
ムーア人体発生学
著者・編者
瀬口春道 監訳
発行所
医歯葉出版刊

到達目標

1. 筋・骨格系の発生を説明できる。
2.心臓・大血管系の発生を説明できる。
3.呼吸器系・横隔膜の発生を説明できる。
4.消化器系の発生を説明できる。
5.体腔と漿膜の発生を説明できる。
6.神経系の発生を説明できる。
7.顔面および頭頚部の発生を説明できる。
8.泌尿器・生殖器の発生を説明できる。

評価基準

1.授業態度 10%
2.定期試験 90%
3.必要に応じ、レポート等の提出を求めることがある。

その他注意事項

 教科書は『人体発生学講義ノート』、『ラングマン 人体発生学』ともに必ず購入し、2 冊の教科書を用いて人体の発生過程を時間的、空間的に正しく理解するように努めること。