Web Syllabus(講義概要)
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生殖機能妊娠分娩系(M301-OS18)
英文名Reproductive System
科目概要2年後期[14コマ]、3群科目、必修、講義
科目責任者落合 大吾, 加藤 一喜
担当者加藤 一喜※, 落合 大吾※, 板倉 彰子※, 関口 和企※, 本田 雅子※, 石川 雅一※, 角田 新平※, 松本 俊英※, 横井 愛香※, 梶田 咲美乃※, 森 亘平※, 齋藤 有紀子※, ヨ ヘイル※
教室M103(新校舎1階大講義室)

実務経験のある教員

加藤一喜、落合大吾、ほか:
臨床経験をも踏まえ、解剖、発生、病態生理、病理などにつき概説する。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

1. プロフェッショナリズムと倫理: ◯4. 知的探究と自律的学習: ◯7. 予防医学: ◯
2. コミュニケーション能力: ◯5. チーム医療: ◎8. 地域医療: ◎
3. 医学的知識と技術: ◎6. 医療の質と安全: ◎9. 国際貢献: ◯

授業の目的

産婦人科学は「女性の一生」を研究管理することを目標としており、生殖の生理・病理の解明に始まり、産婦人科に特有な各種疾病の診断、治療、予防を包括してプライマリーケアーを実践している学問である。
その領域は生殖生理学、内分泌学、婦人科腫瘍学、産科学、周産期医学、女性医学など、広い領域に亘る。生殖機能妊娠分娩系では、次年度以降の生殖機能妊娠分娩系診断・治療学の講義および臨床実習において、それぞれの領域を深く理解するための基礎となる解剖、発生、病態生理、病理などを学習し、理解することを目的とする

教育内容

講義は、⑴ヒト男女性器の発生・分化と構造・機能、⑵ヒト男女性器の病態生理、⑶ヒト男女生殖機能とその加齢による変化、⑷妊娠・分娩に関する生理、⑸女性生殖器に発生する腫瘍性疾患の概要、病理、などの領域について行われる。

教育方法

基本的に、要旨集に沿って講義を進める。要旨集の補足のため、適宜プリントを配布する。
質疑応答があればコメントする。

授業内容

日時講義テーマ講義内容担当者所属
112/1(月)③正常妊娠(II)(胎盤の構造と機能・胎児生理(胎児循環・羊水循環)正常妊娠について. 主として胎盤の構造と機能、胎児の生理的な特徴について解説する関口 和企
産婦人科学「産科学」
212/1(月)④正常月経周期の内分泌/妊娠の成立と維持正常月経周期における内分泌動態を学ぶ/受精• 着床から妊娠の成立を学ぶ本田 雅子
産婦人科学「婦人科学」
312/2(火)③婦人科領域の腫瘍婦人科領域の主な腫瘍性疾患(良性、悪性)について解説する加藤 一喜
産婦人科学「婦人科学」
412/2(火)④正常妊娠(I)(妊娠にともなう母体の生理的変化・妊婦健診)正常妊娠について. 主として母体の生理的変化を中心に解説する落合 大吾
産婦人科学「産科学」
512/3(水)①加齢と生殖機能思春期から老年期に至る女性ホルモンの推移石川 雅一
非常勤教員
612/3(水)②性・生殖・からだのつくりをめぐるELSI性分化疾患に関する倫理と心理齋藤 有紀子
ヨ ヘイル
医学教育研究開発センター医学原論研究部門
非常勤教員
712/4(木)③乳腺の病理乳腺の腫瘍を中心に解説する梶田 咲美乃
病理学(三枝単位)
812/4(木)④生殖器の構造と機能/生殖器の発達と分化生殖器の構造と機能を体系的にまとめる/生殖器の発生を体系的にまとめる板倉 彰子
産婦人科学「婦人科学」
912/8(月)③女性生殖器の病理(I)外陰部、子宮頚部の病変・HPV 感染症、子宮体部の病変の概説と病理所見松本 俊英
医療衛生学部
1012/8(月)④女性生殖器の病理(II)子宮体部の病変・内膜病変、卵巣病変、妊娠性絨毛疾患の概説と病理所見松本 俊英
医療衛生学部
1112/9(火)③生殖器系の病理学実習(Ⅰ)子宮・卵巣・乳腺の病理実習横井 愛香
病理学(三枝単位)
1212/9(火)④生殖器系の病理学実習(Ⅱ)子宮・卵巣・乳腺の病理実習横井 愛香
病理学(三枝単位)
1312/10(水)①男性性腺の生理・男性性器疾患の病態生理正常精巣の構造と男性ホルモンの制御機構、その異常からの先天・後天性疾患と男性不妊について解説する森 亘平
泌尿器科学
1412/10(水)②女性性器疾患の病態生理婦人科疾患における病態生理角田 新平
非常勤教員
No. 1
日時
12/1(月)③
講義テーマ
正常妊娠(II)(胎盤の構造と機能・胎児生理(胎児循環・羊水循環)
講義内容
正常妊娠について. 主として胎盤の構造と機能、胎児の生理的な特徴について解説する
担当者
関口 和企
所属
産婦人科学「産科学」
No. 2
日時
12/1(月)④
講義テーマ
正常月経周期の内分泌/妊娠の成立と維持
講義内容
正常月経周期における内分泌動態を学ぶ/受精• 着床から妊娠の成立を学ぶ
担当者
本田 雅子
所属
産婦人科学「婦人科学」
No. 3
日時
12/2(火)③
講義テーマ
婦人科領域の腫瘍
講義内容
婦人科領域の主な腫瘍性疾患(良性、悪性)について解説する
担当者
加藤 一喜
所属
産婦人科学「婦人科学」
No. 4
日時
12/2(火)④
講義テーマ
正常妊娠(I)(妊娠にともなう母体の生理的変化・妊婦健診)
講義内容
正常妊娠について. 主として母体の生理的変化を中心に解説する
担当者
落合 大吾
所属
産婦人科学「産科学」
No. 5
日時
12/3(水)①
講義テーマ
加齢と生殖機能
講義内容
思春期から老年期に至る女性ホルモンの推移
担当者
石川 雅一
所属
非常勤教員
No. 6
日時
12/3(水)②
講義テーマ
性・生殖・からだのつくりをめぐるELSI
講義内容
性分化疾患に関する倫理と心理
担当者
齋藤 有紀子
ヨ ヘイル
所属
医学教育研究開発センター医学原論研究部門
非常勤教員
No. 7
日時
12/4(木)③
講義テーマ
乳腺の病理
講義内容
乳腺の腫瘍を中心に解説する
担当者
梶田 咲美乃
所属
病理学(三枝単位)
No. 8
日時
12/4(木)④
講義テーマ
生殖器の構造と機能/生殖器の発達と分化
講義内容
生殖器の構造と機能を体系的にまとめる/生殖器の発生を体系的にまとめる
担当者
板倉 彰子
所属
産婦人科学「婦人科学」
No. 9
日時
12/8(月)③
講義テーマ
女性生殖器の病理(I)
講義内容
外陰部、子宮頚部の病変・HPV 感染症、子宮体部の病変の概説と病理所見
担当者
松本 俊英
所属
医療衛生学部
No. 10
日時
12/8(月)④
講義テーマ
女性生殖器の病理(II)
講義内容
子宮体部の病変・内膜病変、卵巣病変、妊娠性絨毛疾患の概説と病理所見
担当者
松本 俊英
所属
医療衛生学部
No. 11
日時
12/9(火)③
講義テーマ
生殖器系の病理学実習(Ⅰ)
講義内容
子宮・卵巣・乳腺の病理実習
担当者
横井 愛香
所属
病理学(三枝単位)
No. 12
日時
12/9(火)④
講義テーマ
生殖器系の病理学実習(Ⅱ)
講義内容
子宮・卵巣・乳腺の病理実習
担当者
横井 愛香
所属
病理学(三枝単位)
No. 13
日時
12/10(水)①
講義テーマ
男性性腺の生理・男性性器疾患の病態生理
講義内容
正常精巣の構造と男性ホルモンの制御機構、その異常からの先天・後天性疾患と男性不妊について解説する
担当者
森 亘平
所属
泌尿器科学
No. 14
日時
12/10(水)②
講義テーマ
女性性器疾患の病態生理
講義内容
婦人科疾患における病態生理
担当者
角田 新平
所属
非常勤教員

準備学習(予習・復習)

すでに学習した学科目のうち、特に生殖器の解剖学的構造、組織学的構造、ステロイドホルモンの生合成などについて復習しておくこと。また、講義内容の理解を助けるため、授業前に要旨集の該当箇所に目を通しておくこと。講義終了後には、理解を深めるため、要旨集の該当箇所及び教科書の関連箇所を通読しておくこと。1コマあたりの予・復習に必要な時間は30分~ 1時間程度。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書ロビンス基礎病理学(原著10版)豊國 伸哉、高橋 雅英 監訳丸善出版
教科書標準産科婦人科学(第5版)綾部 琢哉、板倉 敦夫 編集医学書院
教科書プリンシプル産科婦人科学(第3版)
1 婦人科編、2 産科編
武谷 雄二 他 監修メジカルビュー社
参考書標準泌尿器科学(第9版)赤座 英之 監修医学書院
参考書最新産科学『正常編』(改訂第22版)荒木勤 著文光堂
参考書『人体の正常構造と機能』VI 生殖器(改訂第3版)年森 清隆、川内 博人 著日本医事新報社
参考書スネル臨床解剖学(第3版)Richard S. Snell 著 山内 昭雄 訳メディカル・サイエンス・インターナショナル
参考書ラングマン人体発生学(第11版)Thomas W. Sadler 著 安田 峯生、山田 重人 訳メディカル・サイエンス・インターナショナル
参考書おもしろ解剖学読本(改訂4版)加藤 征治、三浦 真弘 著金芳堂
教科書
署名
ロビンス基礎病理学(原著10版)
著者・編者
豊國 伸哉、高橋 雅英 監訳
発行所
丸善出版
教科書
署名
標準産科婦人科学(第5版)
著者・編者
綾部 琢哉、板倉 敦夫 編集
発行所
医学書院
教科書
署名
プリンシプル産科婦人科学(第3版)
1 婦人科編、2 産科編
著者・編者
武谷 雄二 他 監修
発行所
メジカルビュー社
参考書
署名
標準泌尿器科学(第9版)
著者・編者
赤座 英之 監修
発行所
医学書院
参考書
署名
最新産科学『正常編』(改訂第22版)
著者・編者
荒木勤 著
発行所
文光堂
参考書
署名
『人体の正常構造と機能』VI 生殖器(改訂第3版)
著者・編者
年森 清隆、川内 博人 著
発行所
日本医事新報社
参考書
署名
スネル臨床解剖学(第3版)
著者・編者
Richard S. Snell 著 山内 昭雄 訳
発行所
メディカル・サイエンス・インターナショナル
参考書
署名
ラングマン人体発生学(第11版)
著者・編者
Thomas W. Sadler 著 安田 峯生、山田 重人 訳
発行所
メディカル・サイエンス・インターナショナル
参考書
署名
おもしろ解剖学読本(改訂4版)
著者・編者
加藤 征治、三浦 真弘 著
発行所
金芳堂

到達目標

1)男女性器の発生、構造、機能を理解し説明できる。
2)男女の内分泌機能、加齢による変化を理解し説明できる。
3)正常妊娠の生理を理解し説明できる。
4)婦人科疾患の病態生理を理解し説明できる。
5)女性生殖器の腫瘍性疾患、性器感染症について概要を説明できる。
6)受精、着床から妊娠の成立について説明できる。
7)性、生殖に関する社会倫理的心理的問題を説明できる。

評価基準

試験(70%)および授業態度(30%)により評価を行う。なお、欠席は減点の対象とする。

その他注意事項

解剖に関する図書については解剖学で使用したものを引き続き使用します。