英文名 | Behavioral Science and Medical Interview | |
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科目概要 | 3年後期[3/13コマ]、3群科目、必修、演習 | |
科目責任者 | 堤 明純 | |
担当者 | 堤 明純※, 守屋 利佳※, 千葉 宏毅※, 渡邉 和広※, 市倉 加奈子※, 島津 明人※, 杉本 なおみ※, 井上 彰臣※, 川谷 弘子※, 荒井 有美※, 玄海 泰子※ | |
教室 | M202(新校舎2階大講義室), M205-A(新校舎2階大講義室), M205-B(新校舎2階大講義室), IPEホール, IPE棟スキルスラボ |
堤 明純ほか:
地域医療および大学病院臨床業務、臨床心理士業務経験を踏まえ、行動変容に必要な知識、その実践の基礎となる医療面接技法について教授する。
1. プロフェッショナリズムと倫理: ◎ | 4. 知的探究と自律的学習: ◯ | 7. 予防医学: ◯ |
2. コミュニケーション能力: ◎ | 5. チーム医療: ◎ | 8. 地域医療: |
3. 医学的知識と技術: ◯ | 6. 医療の質と安全: | 9. 国際貢献: |
人間の行動に関係する心理社会的・文化的な要素を理解し、実習を通して適切なコミュニケーションスキルを習得する。
医学部卒業時に求められる行動科学に関するコンピテンシーの習得を目標としたアウトカムベースドな講義と実習を実施する。行動科学においては心理学との関連を考慮し、心理学で履修した内容の理論的内容の確認をしつつ、行動変容技法等の臨床現場や実社会における応用を視野に入れた講義および実習を行う。
第4学年の臨床実習入門までに医療面接に関する知識・技術を一通り習得できることを目標として段階的な実習を行う。第3学年では、とくに、面接現場での患者とのやりとりでの留意点を考えながら、心理社会的背景に配慮したコミュニケーションの習得することをねらいとした実習を行う。
講義(行動科学の概説)と実習(コミュニケーションロールプレイ)を行う。
行動科学概説に関する講義では、学生があらかじめ事前学習課題に取り組み、講義と確認テスト等によって基本的知識の獲得と定着を促す。事前学習に関する資料や課題は学習支援システムを通して配付する。また講義時に事前学習や講義内容に沿った小テストを実施し、到達度を確認する。
実習では、ビデオ教材を利用したグループワークを取り入れ、模擬患者(SP)の協力を得て難易度を段階的に設定したロールプレイ演習を行う。グループワーク、ロールプレイ終了後に、教員及びSPから、発表・面接内容についてのよかった点、改善点等のフィードバックを行う。学生はフィードバックを受け、振り返りを行う。
回 | 日時 | 講義テーマ | 講義内容 | 担当者 | 所属 |
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1 | 第2年次で実施 | ||||
2 | 第2年次で実施 | ||||
3 | 第2年次で実施 | ||||
4 | 第2年次で実施 | ||||
5 | 第2年次で実施 | ||||
6 | 第2年次で実施 | ||||
7 | 第2年次で実施 | ||||
8 | 10/27(月)⑤ | コミュニケーション実習 【IPEホール】 | 守屋 利佳 千葉 宏毅 井上 彰臣 島津 明人 市倉 加奈子 渡邉 和広 堤 明純 川谷 弘子 荒井 有美 玄海 泰子 | 医学教育研究開発センター医学教育研究部門 非常勤教員 医療衛生学部 公衆衛生学 北里大学病院看護部 | |
9 | 12/8(月)③ | コミュニケーション実習 【IPE棟5階スキルスラボ,チーム医療演習室A1・A2・A3】 | ①専門職としての面接を考える (グループワーク) | 守屋 利佳 千葉 宏毅 井上 彰臣 島津 明人 市倉 加奈子 渡邉 和広 堤 明純 川谷 弘子 荒井 有美 玄海 泰子 | 医学教育研究開発センター医学教育研究部門 非常勤教員 医療衛生学部 公衆衛生学 北里大学病院看護部 |
10 | 12/8(月)④ | コミュニケーション実習 【IPE棟5階スキルスラボ,チーム医療演習室A1・A2・A3】 | ②医療面接ロールプレイI | 守屋 利佳 千葉 宏毅 井上 彰臣 島津 明人 市倉 加奈子 渡邉 和広 堤 明純 川谷 弘子 荒井 有美 玄海 泰子 | 医学教育研究開発センター医学教育研究部門 非常勤教員 医療衛生学部 公衆衛生学 北里大学病院看護部 |
11 | 第4年次で実施 | ||||
12 | 第4年次で実施 | ||||
13 | 第4年次で実施 |
【授業時間外に必要な学習の時間:1.5時間】
予習:学習支援システムに事前配布する資料を読み、講義・実習に備えること(0.5時間)。
復習:レポート作成時に、実習で学んだことを振り返ること(1時間)。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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参考書 | 行動医学テキスト(第2版) | 井上 茂 他 日本行動医学会編集 | 中外医学社 |
専門職としての聞き方 演習用動画教材(好ましくない例、改善例、解説)(ビデオ)
1)行動の成り立ち、動機づけ、ストレス、生涯発達に関する基礎知識について概説できる。
2)健康を維持、促進するための基礎理論、方法論、社会的ストレスと健康について説明できる。
3)社会的要因や文化的要因が健康におよぼす影響についての説明できる。
4)ストレスに対する対応(ストレス・コーピング、ストレスマネジメント)に関する理論と実際について説明できる。
5)コミュニケーションが、健康維持、促進、医療で果たす役割を知り、促進のための方法を説明できる。
6)良好な医師―患者関係を構築するための患者解釈モデルについて説明できる。
7)困難な状況にある模擬症例に対する治療的対応についての方略や、健康維持、促進のための指導方略を説明できる。
8)人々が、健康な生活を送れるような行動をとることができるような動機づけの方略を提案できる。
講義(2年次)については、各講義時間内に行う小テスト結果(各講義あたりの配点10点)を基に評価を行う。実習(2 ~ 4年次)においては、振り返りレポートの提出を求めて評価を行う(各実習あたりの配点10点)。講義・実習とも欠席・遅刻等、参加態度不良の場合減点を行う。評価得点は第4学年まで積算し、最終的な合否判定を行う。また講義、実習内では形成的評価として適宜フィードバックを行う。3年時の評価配分は、振り返りレポート80%、授業態度20%とする。