英文名 | Diagnostics and Therapeutics for Gastrointestinal System | |
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科目概要 | 3年後期[49コマ]、3群科目、必修、講義 | |
科目責任者 | 比企 直樹 | |
担当者 | 比企 直樹※, 東 瑞智※, 五十嵐 一晴※, 池原 久朝※, 石戸 謙次※, 今泉 弘※, 岩崎 秀一郎※, 魚嶋 晴紀※, 奥脇 興介※, 海津 貴史※, 金子 亨※, 木田 光広※, 草野 央※, 隈元 雄介※, 小林 拓※, 佐藤 武郎※, 渋谷 明隆※, 田中 俊道※, 田島 弘※, 内藤 剛※, 中澤 貴秀※, 西澤 伸恭※, 原田 宏輝※, 原留 弘樹※, 日高 央※, 樋口 格※, 藤田 翔平※, 藤山 芳樹※, 別當 朋広※, 山梨 高広※, 横山 薫※, 渡邉 晃識※, 渡辺 真郁※ | |
教室 | M202(新校舎2階大講義室) |
比企 直樹ほか:
臨床経験を踏まえ、上・下部消化管と肝・胆・膵の各臓器の病態、診断、治療を説明する。
1. プロフェッショナリズムと倫理: ◯ | 4. 知的探究と自律的学習: ◎ | 7. 予防医学: ◎ |
2. コミュニケーション能力: ◯ | 5. チーム医療: ◎ | 8. 地域医療: ◯ |
3. 医学的知識と技術: ◎ | 6. 医療の質と安全: ◯ | 9. 国際貢献: ◯ |
消化器系では上・下部消化管と肝・胆・膵の各臓器の正常と異常の病態、形態学的変化を講義したが、消化器系診断・治療学では病態、診断、治療を講義する。 BSL に臨むに当たり、臨床的事項を理解するのが目的である。
消化器疾患を食道、胃・十二指腸、小腸・大腸、肝、胆・膵に分けて、それぞれの癌、粘膜障害、機能性障害などを、内科及び外科的観点から講義し、49 コマの講義で消化器疾患の病態、診断、治療を網羅する。
教科書以外にプリントを配布するかまたはPC によるスライドを提示し、これに従って講義を進める。質問は適宜受け付け、コメントを返す。
回 | 日時 | 講義テーマ | 講義内容 | 担当者 | 所属 |
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1 | 8/20(水)② | 画像診断⑴ 消化管造影(上部・下部) | 消化管のX 線造影検査(上部・下部)方法、適応と禁忌、代表的な所見 | 横山 薫 | 消化器内科学 |
2 | 8/21(木)⑤ | 消化器疾患の症候⑴ | 腹痛のメカニズムと診断について | 東 瑞智 | 非常勤教員 |
3 | 8/22(金)③ | 胃腫瘍性疾患⑴ | 胃良性腫瘍、悪性腫瘍 診断と内科的治療 | 石戸 謙次 | 消化器内科学 |
4 | 8/22(金)④ | 画像診断⑵ 内視鏡検査 | 消化管内視鏡 歴史、種類、適応と禁忌、偶発症など | 草野 央 | 消化器内科学 |
5 | 8/25(月)③ | 食道良性疾患 | アカラシア、逆流性食道炎など良性疾患の病態、診断、治療 | 渡邉 晃識 | 消化器内科学 |
6 | 8/28(木)③ | 消化器疾患の症候⑵ (膵・胆道疾患を含む) | 他の腹部症状と診断について | 渡邉 晃識 | 消化器内科学 |
7 | 9/3(水)③ | 画像診断⑷胆膵の内視鏡画像 (ERCP, EUS, 超音波原理も含む) | ERCP, EUS, 超音波の原理や特性 | 木田 光広 | 非常勤教員 |
8 | 9/3(水)④ | 食道悪性疾患⑴ | 食道癌の診断 | 藤田 翔平 | 上部消化管外科学 |
9 | 9/4(木)② | 胃腫瘍性疾患⑵ | 胃癌の外科治療と胃術後症候群 | 比企 直樹 | 上部消化管外科学 |
10 | 9/4(木)⑤ | 胃腫瘍性疾患⑶ | 胃GIST の診断、治療について | 比企 直樹 | 上部消化管外科学 |
11 | 9/8(月)④ | 食道悪性疾患⑵ | 食道癌の治療 | 樋口 格 | 上部消化管外科学 |
12 | 9/12(金)① | 胃良性疾患⑴ | 急性胃炎、慢性胃炎の病態、診断、治療 ヘリコバクターピロリ菌感染について(機能性胃腸症を含む) | 草野 央 | 消化器内科学 |
13 | 9/12(金)② | 胃良性疾患⑵ | 消化性潰瘍の病態、診断、治療 | 石戸 謙次 | 消化器内科学 |
14 | 9/19(金)② | 画像診断⑶ CT、MRI、血管造影、X-P | 消化器系疾患の画像診断検査の優先順位、主な疾患の画像所見 | 原留 弘樹 | 新世紀医療開発センター(先端医療領域開発部門) |
15 | 9/22(月)③ | 症候学 講義編 上部 | 実臨床の症例を題材とした症候学 | 渡邉 晃識 | 消化器内科学 |
16 | 9/22(月)④ | 症候学 実践編 上部 | 実臨床の症例を題材とした問題の解説 | 原田 宏輝 | 上部消化管外科学 |
17 | 9/24(水)④ | 急性炎症性腸疾患の病態と治療 急性出血性直腸潰瘍の病態と治療 | 急性感染性腸炎、抗生物質起因性腸炎、虚血性腸炎、急性出血性直腸潰瘍の病態と治療 | 小林 拓 | 消化器内科学 |
18 | 9/24(水)⑤ | 慢性炎症性腸疾患の病態 および内科的治療 | 潰瘍性大腸炎、クローン病の病態および内科的治療 | 小林 拓 | 消化器内科学 |
19 | 9/26(金)④ | 大腸癌の外科治療の方法と意義(早期大腸癌を除く) | 大腸癌の外科治療の方法と意義 (早期大腸癌を除く) | 内藤 剛 | 下部消化管外科学 |
20 | 10/6(月)① | 遺伝性ポリープ等、大腸癌以外の大腸疾患、その他小腸疾患、急性腹症 | 遺伝性ポリープ等、大腸癌以外の大腸疾患、その他小腸疾患、急性腹症 | 佐藤 武郎 | 医学教育研究開発センター医療技術教育研究部門 |
21 | 10/6(月)② | 肛門疾患の診断と治療 | 肛門疾患の診断と治療 | 佐藤 武郎 | 医学教育研究開発センター医療技術教育研究部門 |
22 | 10/9(木)② | 粘膜下腫瘍の診断と治療 | 粘膜下腫瘍の診断と治療 | 池原 久朝 | 消化器内科学 |
23 | 10/17(金)① | 炎症性腸疾患の外科的治療 | 潰瘍性大腸炎、クローン病の外科的治療 | 山梨 高広 | 下部消化管外科学 |
24 | 10/17(金)② | 吸収不良症候群、蛋白漏出性胃腸炎、過敏性腸症候群などの症状や診断法 | 吸収不良症候群、蛋白漏出性胃腸炎、過敏性腸症候群などの症状や診断法 | 横山 薫 | 消化器内科学 |
25 | 11/4(火)③ | 大腸ポリープ、大腸癌の診断と内視鏡治療 | 大腸ポリープ、大腸癌の診断と内視鏡的治療 | 池原 久朝 | 消化器内科学 |
26 | 11/4(火)④ | 症候学 講義編 下部 | 実臨床の症例を題材とした症候学 | 別當 朋広 | 消化器内科学 |
27 | 11/4(火)⑤ | 症候学 実践編 下部 | 実臨床の症例を題材とした問題の解説 | 田中 俊道 | 下部消化管外科学 |
28 | 11/6(木)② | 胆道腫瘍 (胆嚢ポリープを含む) | 胆道腫瘍 (胆嚢ポリープを含む) | 金子 亨 | 消化器内科学 |
29 | 11/7(金)① | 慢性ウィルス性肝炎 | 慢性ウィルス性肝炎 | 魚嶋 晴紀 | 消化器内科学 |
30 | 11/7(金)② | 肝腫瘤性病変の画像 | 肝嚢胞、肝血管腫、肝膿瘍の疫学、原因、特徴、検査、治療スライド画像を用いて解説 | 原留 弘樹 | 新世紀医療開発センター(先端医療領域開発部門) |
31 | 11/10(月)④ | 原発性硬化性胆管炎・胆道奇形・膵管癒合不全 | 原発性硬化性胆管炎・胆道奇形・膵管癒合不全 | 奥脇 興介 | 消化器内科学 |
32 | 11/12(水)⑤ | 門脈圧亢進症 | 門脈圧亢進症 | 日高 央 | 消化器内科学 |
33 | 11/19(水)⑤ | アルコール・代謝・薬剤性肝障害 | アルコール・代謝・薬剤性肝障害 | 日高 央 | 消化器内科学 |
34 | 11/20(木)① | 原発性胆汁性胆管炎、自己免疫性肝炎 | 原発性胆汁性胆管炎 自己免疫性肝炎 | 渋谷 明隆 | 非常勤教員 |
35 | 11/20(木)② | 肝細胞癌(治療) | 肝細胞癌(治療) | 岩崎 秀一郎 | 消化器内科学 |
36 | 11/21(金)① | 肝膿瘍・転移性肝腫瘍・肝疾患の外科的治療Ⅰ | 肝膿瘍・転移性肝腫瘍・肝疾患の外科的治療Ⅰ | 海津 貴史 | 一般・小児・肝胆膵外科学 |
37 | 11/21(金)② | 肝疾患の外科的治療Ⅱ | 肝疾患の外科的治療Ⅱ | 海津 貴史 | 一般・小児・肝胆膵外科学 |
38 | 11/28(金)① | 胆石・胆嚢炎・胆管炎 | 胆石・胆嚢炎・胆管炎 | 渡辺 真郁 | 消化器内科学 |
39 | 11/28(金)② | 急性肝炎・急性肝不全 | 急性肝炎・急性肝不全 | 魚嶋 晴紀 | 消化器内科学 |
40 | 12/3(水)③ | 肝機能と肝疾患の症候 | 肝機能と肝疾患の症候 | 中澤 貴秀 | 非常勤教員 |
41 | 12/3(水)④ | 急性膵炎・慢性膵炎・自己免疫性膵炎 | 急性膵炎・慢性膵炎・自己免疫性膵炎 | 今泉 弘 | 非常勤教員 |
42 | 12/3(水)⑤ | 肝硬変(診断と治療) | 肝硬変(診断と治療) | 日高 央 | 消化器内科学 |
43 | 12/4(木)② | 肝細胞癌(発癌から診断) | 肝細胞癌(発癌から診断) | 岩崎 秀一郎 | 消化器内科学 |
44 | 12/5(金)① | 膵臓腫瘍(膵臓癌を除く) | 膵臓腫瘍(膵臓癌を除く) | 奥脇 興介 | 消化器内科学 |
45 | 12/5(金)② | 膵癌・膵疾患の外科治療 | 膵癌・膵疾患の外科治療 | 田島 弘 | 一般・小児・肝胆膵外科学 |
46 | 12/5(金)⑤ | 胆道疾患の外科治療 | 胆道疾患の外科治療 | 隈元 雄介 | 一般・小児・肝胆膵外科学 |
47 | 12/10(水)① | 症候学 講義編 肝 | 実臨床の症例を題材とした症候学 | 五十嵐 一晴 | 一般・小児・肝胆膵外科学 |
48 | 12/10(水)② | 症候学 講義編 胆膵 | 実臨床の症例を題材とした症候学 | 西澤 伸恭 | 一般・小児・肝胆膵外科学 |
49 | 12/10(水)④ | 症候学 実践編 肝胆膵 | 実臨床の症例を題材とした問題の解説 | 藤山 芳樹 | 一般・小児・肝胆膵外科学 |
予習:テキスト、教科書、参考図書などを受講前に読み、事前に基礎的事項を確認しておくこと。(各講義30分程度)
復習:受講後、講義内容について教科書・参考図書に準じて整理すること。(各講義1時間程度)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 標準外科学( 最新版) | 監修:北野 正剛 | 医学書院 |
教科書 | 消化器病診断 | (財)日本消化器病学会 | 医学書院 |
参考書 | 消化器疾患 最新の治療 | 菅野健太郎 他 | 南江堂 |
参考書 | 図解 消化器内科学テキスト | 井廻道夫 他 | 中外医学社 |
参考書 | 内科学(最新版) | 総編集:矢崎 義雄・小室 一成 | 朝倉書店 |
1.消化器系の正常構造、機能を説明できる。
2.消化器癌の疫学、進行度分類を説明できる。
3.消化器系癌の症候、診断、治療を説明できる。
4.消化器系良性疾患の病態、症候、診断、治療を説明できる。
5.症候から消化器系疾患の原因と病態生理を列挙できる。
6.消化管感染症の病態、症候、診断、治療を説明できる。
7.消化器系疾患に対する内視鏡治療、外科治療を概説できる。
①授業に対する取り組みを10% とする。
②試験は、授業内容及び参考図書に準じて作成される。試験の結果を90%とする。