英文名 | Diagnostics and Therapeutics for Growth and Developmental System | |
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科目概要 | 3年後期[32コマ]、3群科目、必修、講義 | |
科目責任者 | 石倉 健司 | |
担当者 | 石倉 健司※, 中西 秀彦※, 平田 陽一郎※, 野々田 豊※, 伊藤 尚志※, 本田 崇※, 奥田 雄介※, 藤武 義人※, 橘田 一輝※, 大岡 麻理※, 石田 宗司※, 髙梨 学※, 江波戸 孝輔※, 安藤 寿※, 土岐 平※, 白井 宏直※, 坂東 由紀※, 高田 史男※, 梅原 実※, 中村 信也※, 今井 純好※ | |
教室 | M202(新校舎2階大講義室) |
石倉 健司*:北里大学医学部小児科学の主任教授であり、小児腎臓分野の専門家である。小児科全般と小児腎臓分野に関する幅広い知見を有し、関連する授業を展開する。
中西 秀彦*:北里大学医学部附属新世紀医療開発センター先端医療領域開発部門新生児集中治療学の教授であり、小児新生児分野の専門家である。小児新生児分野に関する幅広い知見を有し、関連する授業を展開する。
平田陽一郎*:北里大学医学部小児科学の准教授であり、小児循環器分野の専門家である。小児循環器分野に関する幅広い知見を有し、関連する授業を展開する。
野々田 豊*:北里大学医学部小児科学の准教授であり、小児神経分野の専門家である。小児神経分野に関する幅広い知見を有し、関連する授業を展開する。
伊藤 尚志*:北里大学医学部小児科学の診療准教授であり、小児感染症分野の専門家である。小児感染症分野に関する幅広い知見を有し、関連する授業を展開する。
本田 崇*:北里大学医学部小児科学の講師であり、小児循環器分野の専門家である。小児循環器分野に関する幅広い知見を有し、関連する授業を展開する。
奥田 雄介*:北里大学医学部小児科学の講師であり、小児腎臓分野の専門家である。小児腎臓分野に関する幅広い知見を有し、関連する授業を展開する。
藤武 義人*:北里大学医学部小児科学の診療講師であり、小児消化器分野の専門家である。小児消化器分野に関する幅広い知見を有し、関連する授業を展開する。
橘田 一輝*:北里大学医学部小児科学の診療講師であり、小児内分泌代謝分野の専門家である。小児内分泌代謝分野に関する幅広い知見を有し、関連する授業を展開する。
大岡 麻理*:北里大学医学部小児科学の診療講師であり、小児新生児分野の専門家である。小児新生児分野に関する幅広い知見を有し、関連する授業を展開する。
石田 宗司*:北里大学医学部小児科学の診療講師であり、小児新生児分野の専門家である。小児新生児分野に関する幅広い知見を有し、関連する授業を展開する。
髙梨 学*:北里大学医学部小児科学の診療講師であり、小児循環器分野の専門家である。小児循環器分野に関する幅広い知見を有し、関連する授業を展開する。
江波戸孝輔*:北里大学医学部小児科学の診療講師であり、小児免疫分野の専門家である。小児免疫分野に関する幅広い知見を有し、関連する授業を展開する。
安藤 寿*:北里大学医学部小児科学の助教であり、小児集中治療分野の専門家である。小児集中治療分野に関する幅広い知見を有し、関連する授業を展開する。
土岐 平*:北里大学医学部小児科学の助教であり、小児神経分野の専門家である。小児神経分野に関する幅広い知見を有し、関連する授業を展開する。
白井 宏直*:北里大学医学部小児科学の助教であり、小児神経分野の専門医である。小児神経分野に関する幅広い知見を有し、関連する授業を展開する。
高田 史男(兼)*:北里大学大学院医療系研究科臨床遺伝医学講座教授で北里大学病院遺伝診療部長であり、小児遺伝分野の専門家である。小児遺伝分野に関する幅広い知見を有し、関連する授業を展開する。
坂東 由紀(非)*:北里大学名誉教授であり、小児免疫・アレルギー分野の専門家である。小児免疫・アレルギー分野に関する幅広い知見を有し、関連する授業を展開する。
梅原 実(非)*:北里大学医学部小児科学の非常勤教員であり、小児呼吸器分野の専門家である。小児呼吸器分野に関する幅広い知見を有し、関連する授業を展開する。
中村 信也(非)*:北里大学医学部小児科学の非常勤教員であり、小児腎臓分野の専門家である。小児腎臓分野に関する幅広い知見を有し、関連する授業を展開する
今井 純好(非)*:北里大学医学部小児科学の非常勤教員であり、小児血液腫瘍分野の専門家である。小児血液分野に関する幅広い知見を有し、関連する授業を展開する。
1. プロフェッショナリズムと倫理: ◎ | 4. 知的探究と自律的学習: ◯ | 7. 予防医学: ◎ |
2. コミュニケーション能力: ◯ | 5. チーム医療: ◯ | 8. 地域医療: ◯ |
3. 医学的知識と技術: ◎ | 6. 医療の質と安全: ◯ | 9. 国際貢献: ◯ |
第4学年後期から開始される小児科臨床実習に必要な基礎知識から診断学に至る知識を講義する。小児科学は非常に広い領域を含み、膨大な知識を要求される。小児科各分野の重要な疾患について、可能な限りコアカリキュラム・国家試験に沿った講義を行い、小児科学の特徴、特質を明確に習得させる。知識を暗記するのではなく、各疾患の病態生理について理論的に筋道をたてて理解することで、効果的な学習を心掛ける。
正常な成長発達や栄養、予防接種から疾患の診断学・治療・予後までを各専門分野の担当者より講義する。しかし、割り振られた講義時間で総てを網羅することは難しい。学生の皆さんによる十分な予習・復習と積極的な講義への参加があってこそ、効果的な学習が成し遂げられる。
基本的に、テキストと推薦教科書に沿って講義を進める。
課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法
試験の問題に対しての質問や疑問があった際は、教務課を通して対応し、担当者から返答を行い、教務課を通して返却する。
回 | 日時 | 講義テーマ | 講義内容 | 担当者 | 所属 |
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1 | 10/6(月)③ | 小児科学総論1・小児腎疾患1 | 慢性腎炎、ネフローゼ症候群 | 石倉 健司 | 小児科学 |
2 | 10/6(月)④ | けいれん性疾患、神経感染症・急性脳症・脳症 | 小児期にけいれんをきたす疾患について、急性脳炎・脳症などの神経感染症を絡めて解説する | 野々田 豊 | 小児科学 |
3 | 10/8(水)③ | 性分化 | 性分化、性分化疾患の診断について | 橘田 一輝 | 小児科学 |
4 | 10/8(水)④ | 新生児疾患1:胎児と新生児期の適応 | 胎児から新生児への” 出生” というドラスティックに変化する適応生理と起こり得る病態~呼吸・循環器系を中心に~ | 中西 秀彦 | 新世紀医療開発センター(先端医療領域開発部門) |
5 | 10/9(木)① | アレルギー | 小児アレルギー性疾患 | 坂東 由紀 | 非常勤教員 |
6 | 10/9(木)③ | 循環器総論1 | 並列循環と胎児循環 | 平田 陽一郎 | 小児科学 |
7 | 10/9(木)④ | 小児腎疾患2 | 腎・尿路の発達と水・電解質・酸塩基平衡について | 奥田 雄介 | 小児科学 |
8 | 10/10(金)② | 神経変性疾患・代謝性疾患 | 小児期に発症する神経変性疾患・代謝性疾患について説明する | 土岐 平 | 小児科学 |
9 | 10/14(火)③ | 神経皮膚症候群、その他の小児神経疾患 | 神経皮膚症候群は複数の診療科が関わる疾患であり最新の知見も含めて解説する。小児期特有の神経疾患についても説明する。 | 野々田 豊 | 小児科学 |
10 | 10/14(火)④ | 小児免疫疾患1 | 先天性免疫不全症、自己炎症性疾患 | 江波戸 孝輔 | 小児科学 |
11 | 10/15(水)③ | 小児感染症の基礎臨床 | 小児感染症の基礎と臨床 | 伊藤 尚志 | 小児科学 |
12 | 10/15(水)④ | 新生児疾患2 | 新生児の感染・免疫・黄疸 | 石田 宗司 | 小児科学 |
13 | 10/16(木)③ | 小児呼吸器系の特徴 (基礎と臨床) | 小児呼吸器系の成長と発育(形態的、機能的)を中心に解説し、小児呼吸器系の特徴(成人との違い)について言及する | 梅原 実 | 非常勤教員 |
14 | 10/16(木)④ | 小児呼吸器疾患診療のkey point | 小児呼吸器疾患診療において必要な診察上のkey point を解説し、各種疾患を『感染性と非感染性』の視点から解説する。 | 梅原 実 | 非常勤教員 |
15 | 10/17(金)③ | 予防接種の概説 | 日本の予防接種事情 | 中村 信也 | 非常勤教員 |
16 | 10/17(金)④ | 児童虐待 | 児童虐待の一般知識 | 髙梨 学 | 救命救急医学 |
17 | 10/20(月)③ | 小児免疫疾患2 | リウマチ性疾患 | 江波戸 孝輔 | 小児科学 |
18 | 10/20(月)④ | 小児の集中治療と救急医療 | 小児集中治療と小児救急 | 安藤 寿 | 小児科学 |
19 | 10/21(火)① | 小児の栄養および栄養障害 | 小児の栄養評価と母乳栄養について | 藤武 義人 | 小児科学 |
20 | 10/21(火)② | 消化器疾患 | 小児特有の消化器疾患を理解する | 藤武 義人 | 小児科学 |
21 | 10/22(水)③ | 小児における糖尿病 | 小児期に発生する糖尿病 | 橘田 一輝 | 小児科学 |
22 | 10/22(水)④ | 成長、思春期 | 身長と体重における異常について、思春期の異常について | 橘田 一輝 | 小児科学 |
23 | 10/23(木)③ | 血液疾患 | 小児血液の特徴と疾患各論 | 今井 純好 | 非常勤教員 |
24 | 10/24(金)③ | 循環器総論2 | 小児の心不全とチアノーゼ | 本田 崇 | 小児科学 |
25 | 10/24(金)④ | 小児科学総論2 | 乳幼児健診 | 大岡 麻理 | 小児科学 |
26 | 10/27(月)③ | 川崎病 | 川崎病の病態・診断・治療 | 江波戸 孝輔 | 小児科学 |
27 | 10/27(月)④ | 小児の末梢神経、神経筋接合部、筋疾患、代謝性 | 小児期に発症する代表的な末梢神経、神経筋接合部、筋、代謝性疾患について | 白井 宏直 | 小児科学 |
28 | 10/28(火)③ | 小児科学総論3 | 小児慢性疾患患者の移行・就労支援 | 平田 陽一郎 | 小児科学 |
29 | 10/28(火)④ | 臨床遺伝医学 | 先天異常・遺伝性疾患・遺伝医療 | 高田 史男 | 医療系研究科 |
30 | 10/30(木)③ | 小児悪性腫瘍性疾患 | 発生要因の成人との違い、又各疾患の特徴について | 今井 純好 | 非常勤教員 |
31 | 10/30(木)④ | 小児腎疾患3 | 急性腎炎、CAKUT、尿路感染症 | 奥田 雄介 | 小児科学 |
32 | 11/6(木)① | 新生児疾患3 | 未熟児・新生児の神経系の発達と病態生理 | 中西 秀彦 | 新世紀医療開発センター(先端医療領域開発部門) |
予習:小児科学についての興味を持つことが重要である。何かを教えてもらうのではなく、積極的に参加して知識を勝ち取るつもりで講義に臨んで欲しい。可能ならば、授業前に成長発達系診断・治療学のテキストを読み、疑問点についてまとめておく。
復習:その日の講義録を復習する。各自で学習ノートを作成する。自分で作った資料は、今後の臨床実習に役立つ。
予習・復習あわせて1コマ当たり1時間の準備学習を要する。
種別 | 書名 | 発行所 |
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教科書 | 標準小児科学 | 医学書院 |
教科書 | 小児科学 | 文光堂 |
教科書 | 小児科学・新生児学テキスト | 診断と治療社 |
教科書 | 各担当者が配布する資料(配布しないこともある) | |
参考書 | 学生参考図書 | |
参考書 | Nelson's Textbook of Pediatrics | Saunders |
参考書 | Principle and Practice of Pediatrics | Lippincott |
参考書 | EBM 小児疾患の治療 | 中外医学社 |
参考書 | その他の参考図書 | |
参考書 | 小児科臨床ピクシス | 中山書房 |
臨床実習に入る前に小児科学の総論・各論の必要かつ十分な知識を修得する。特に小児特有の疾患や小児保健(予防接種や新生児マススクリーニング検査など)の内容をしっかり修得して欲しい。
⑴ 小児の特性として以下の項目について説明できる。
・成長、発達について
・年齢に応じた症候について
・年齢に応じた診察手技について
・年齢に応じた治療方法について
⑵ 幅広い疾患の知識を身につけて論証することができる。
・各臓器別疾患
・先天異常・遺伝疾患
・小児保健
試験(記述式及び客観式)にて評価を行う(100%)。非常に幅広い範囲から出題されるので、講義でのポイントをしっかり理解し、身につけて論証することができる必要がある。
合計点が基準に達しない場合は、不合格となり再試験を受けることになるので、注意して欲しい。
前述したように、系別講義「成長発達系診断・治療学」に予め目を通し、質問を準備しておくことが望ましい。臨床の講義においては、個人情報や研究目的の適応外治療が含まれる可能性があり、個人での講義内容の撮影や録音は遠慮して頂きたい。事前に講義録を渡しており、授業中に学習ノートを完成させることで学習可能と思われるが、撮影・録音を希望する場合には、各担当者に許可を得て欲しい。
授業内容
各担当者の講義テーマと講義内容を参照すること。