英文名 | Geriatrics | |
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科目概要 | 4年前期[8コマ]、3群科目、必修、講義 | |
科目責任者 | 阿古 潤哉 | |
担当者 | 西山 和利※, 小野沢 滋※, 山口 泰弘, 小島 太郎, 小川 純人, 飯島 勝矢 | |
教室 | M102(新校舎1階大講義室) |
阿古 潤哉ほか:
臨床経験を踏まえ、老年医学に関する老化・老年病の疫学、成因などの基礎的知識、加齢に伴う身体的変化、高齢者に特有な疾患・病態の診断と治療、介護、エンドオブライフケアに関わる考え方を概説する。
1. プロフェッショナリズムと倫理: ◎ | 4. 知的探究と自律的学習: | 7. 予防医学: |
2. コミュニケーション能力: | 5. チーム医療: ◯ | 8. 地域医療: ◎ |
3. 医学的知識と技術: ◎ | 6. 医療の質と安全: | 9. 国際貢献: |
老年医学では、老年医学に関する老化・老年病の疫学、成因などの基礎的知識を習得する。加齢に伴う身体的変化、高齢者に特有な疾患・病態の診断と治療、介護、エンドオブライフケアに関わる考え方を習得する。
⑴ 老年症候群、フレイル、高齢者総合機能評価(CGA)などの概念を理解する。
⑵ 高齢者における薬物動態を理解し、ポリファーマシーを含む問題点について理解する。
⑶ 高齢者の脳血管障害の治療、認知症の診断と治療を学ぶ。
⑷ 高齢者における終末期医療の問題点、在宅医療の現状と問題点について学ぶ。
追加教材・プリントを配布し、スライドおよびビデオ等を用いて講義する。
得点の低い試験問題等の解説をGoogle Classroomに提示し、フィードバックを行う。
回 | 日時 | 講義テーマ | 講義内容 | 担当者 | 所属 |
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1 | 4/25(金)③ | 高齢者の脳血管障害 | 脳血管障害の病態と評価、診断・治療について学ぶ | 西山 和利 | 脳神経内科学 |
2 | 4/25(金)④ | 高齢者の認知症 | アルツハイマー病をはじめとする高齢者の認知症について、その病態、診断、治療について学ぶ | 西山 和利 | 脳神経内科学 |
3 | 5/16(金)③ | 高齢者の終末期医療 | 命を延ばす医療から希望を叶える医療へ 死を前提とした医療のあり方について学ぶ | 小野沢 滋 | 非常勤教員 |
4 | 5/16(金)④ | 高齢者の在宅医療 | 自宅で過ごす を支えるための医療在宅医療の実際と現状について学ぶ | 小野沢 滋 | 非常勤教員 |
5 | 5/26(月)① | 高齢者の肺疾患・誤嚥 《特別講義》 | 肺の生理的加齢変化、および誤嚥性肺炎の治療と予防について学ぶ | 山口 泰弘 | 非常勤教員 |
6 | 5/26(月)② | 高齢者の骨粗鬆症と転倒 《特別講義》 | 高齢者の骨粗鬆症やサルコペニアをはじめとする転倒・骨折リスクを理解し、それらの予防・診断・治療について学ぶ | 小川 純人 | 非常勤教員 |
7 | 6/2(月)③ | 高齢者のポリファーマシー 《特別講義》 | 高齢者の多剤服用の問題点とその対処法について学ぶ | 小島 太郎 | 非常勤教員 |
8 | 6/2(月)④ | 老年医学総括《特別講義》 | 老年医学総論について学ぶ | 飯島 勝矢 | 客員教授 |
老年医学では、内科学一般、さらには脳神経内科の基礎知識をもちあわせていることが望ましい。また参考図書に目を通しておくことも推奨される。
1コマあたり予習・復習に1時間を要する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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参考書 | 高齢者の安全な薬物療法ガイドラン2015 | 日本老年医学会編 | メジカルビュー社 |
参考書 | 改訂版老年医学テキスト | 日本老年医学会編 | メジカルビュー社 |
⑴ 老化に伴う生理学的変化、病的老化を説明できる。
⑵ 高齢者総合機能評価(CGA)、フレイルの概念を説明できる。
⑶ 高齢者における神経疾患、認知症について説明できる。
⑷ 高齢者の医療現場の問題点を理解する。
受講態度(10%)および筆記試験(90%)による。