英文名 | Clinical rotation(Plastic Surgery) | |
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科目概要 | 5年[1週]、3群科目、必修、実習 | |
科目責任者 | 学部長(代行) | |
担当者 | 根本 充※, 杉本 孝之※, 熊澤 憲一※, 杉本 佳香※, 君塚 幸子※, 和唐 純平※, 岩川 さおり※, 和田 遥※ | |
教室 |
根本 充ほか:
臨床経験を踏まえ、形成外科領域特有の診断および治療法について解説し指導を行う。
1. プロフェッショナリズムと倫理: ◯ | 4. 知的探究と自律的学習: ◯ | 7. 予防医学: |
2. コミュニケーション能力: ◯ | 5. チーム医療: ◯ | 8. 地域医療: |
3. 医学的知識と技術: ◎ | 6. 医療の質と安全: ◯ | 9. 国際貢献: |
形成外科・美容外科とは失われた機能や形態を修復する再建外科と、加齢等による体表の変化や見た目の問題に対し理想的形態を追求する美容外科からなりたっている。それぞれの観点から治療が行われているが、この双方にはっきりとした境界がひけるわけではない。人間の形がそのまま「社会的な機能」になっていることも多いからである。つまり形成外科・美容外科とは、主として、体表面とそれに近い組織、器官の先天的異常や、外傷、腫瘍によって障害された組織の修復、加齢等による体表の変化を、機能的及び形態的に再建し、最終的には理想的形態に近づけることを目的とする外科学の専門領域である。実習を通して理解を深める。
①組織移植と創傷治療の基本について理解する。
②皮膚腫瘍における形成外科的治療について理解する。
③手の基本的な解剖・機能について理解する。
④代表的な手外科疾患について理解する。
⑤顔面外傷として中顔面・下顔面の各種骨折の病態について理解する。
⑥熱傷の診断と治療について理解する。
⑦口唇口蓋裂の病態・症候について理解する。
⑴ A、B の2チームに分かれ担当医師が外来、病棟、手術室において直接指導する。
⑵ 各学生は1名ずつの患者を受け持ち、受け持ち症例手術の際は手洗いをし、手術に参加する。手術後、シミュレーター等を用いて教育担当者と供に内容を振り返る。
⑶ 受け持ち患者の疾患についてわかった事をレポートに作成し提出する。提出されたレポートは、教育担当者よりコメントを記入し返却する。
⑷ 実習の最後に口頭試問を実施する。
第4学年時配布の救急侵襲医療系診断・治療学シラバス(テキスト)の形成外科・美容外科分野に相当する項目を理解しておくこと。
受け持ち患者の疾患についてのレポート作成にあたり、参考図書や文献等を調べて取り纏める。
あわせて、口頭試問でのプレゼンテーション(手術内容等)を準備する。
予習:30分程度
復習:2時間程度
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『標準形成外科学』 | 医学書院 | |
参考書 | TEXT 形成外科学 | 南山堂 | |
参考書 | 図説臨床形成外科学講座 | 塩谷信幸ほか 編 | メジカルビュー社 |
参考書 | Plastic Surgery | Grabb & Smith | Little,Brown |
W VC172『救急医療(その3)やけど』Doctor video no.4(5)
WE VC238『Craniofacial surgery-Crouzon 病の手術』頭頚部外科シリーズ
VO VC230
皮膚縫合ができるようになる。
診療科としての形成外科の理解と、医療全体から見た形成外科の位置を理解できるようになる。
実習態度40%、口頭試問30%、レポート30% の総合評価とする。
遅刻、欠席は減点、実習への積極的な参加は加点対象とする。
初回集合場所・時間
本館13W 形成外科・美容外科スタッフルーム7時50分
その他の注意事項
使用講義室:本館1階形成外科・美容外科 外来カンファレンスルーム
服 装:本学指定ドクタースーツ着用。やむを得ず私服を併用する場合は、ジーンズなどラフな服装は避ける。
OSCE 用の縫合練習キットを代表者が教務課に取りに行く。