Web Syllabus(講義概要)
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心臓血管外科実習(M304-CM15)
英文名Clinical rotation(Cardiovasculer Surgery)
科目概要5年[1週]、3群科目、必修、実習
科目責任者宮地 鑑
担当者宮地 鑑※, 美島 利昭※
教室

実務経験のある教員

宮地 鑑ほか:
臨床経験を踏まえ心臓血管外科手術の適応及び手術手技について概説する。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

1. プロフェッショナリズムと倫理: ◎4. 知的探究と自律的学習: ◯7. 予防医学:
2. コミュニケーション能力: ◯5. チーム医療: ◎8. 地域医療:
3. 医学的知識と技術: ◯6. 医療の質と安全: ◎9. 国際貢献:

授業の目的

 心臓血管外科は、先天性及び後天性心疾患、大動脈疾患、末梢動脈疾患、静脈疾患、不整脈に対する外科的診断と治療を実践・研究する部門であり、その範囲は、術前・術中・術後の循環・呼吸管理まで及ぶ。臨床実習においては、これらの心臓血管疾患について診断の進め方・病態の把握・外科的治療法とその適応、並びに周術期管理の実際を患者さんに即して学ぶ。

教育内容

⑴ 代表的な先天性心疾患・虚血性心疾患・心臓弁膜症・胸部大動脈疾患・腹部大動脈疾患・末梢動脈疾患・不整脈につき、その病態・外科解剖・臨床所見・診断法・外科的治療法・周術期管理を手術症例から学ぶ。手術見学並びに各専門領域の臨床講義を中心とし、加えてベッドサイド学習を適宜行う。手術見学にあたっては、予習を十分行い、見学を意義深いものにする必要がある。実習終了時に症例について1分程度で説明する。
⑵ 手術見学や病棟実習を通じて「清潔操作」・「消毒法」・「安全管理」などについても学ぶ。

教育方法

課題・テストに対するフィードバック:実習態度(出欠)とテスト採点結果により不合格となった場合は再実習とする。

準備学習(予習・復習)

予習(1時間程度):
解剖学教科書・アトラスで心臓・大動脈・末梢動脈の解剖・生理を復習し、正常な状態を理解する。その基礎が無いと、病的な状態に陥った心臓を外科的に修復する「心臓血管外科学」の理解・習得は困難である。実習前に教科書で予習すること。
復習(1時間程度):
見学した症例の疾患に関しては国家試験的なキーワードを含めて1分程度で説明できるようにする。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書標準外科学監修:加藤 治文、編集:畠山 勝義/北野 正剛/若林 剛医学書院
教科書外科学杉町、出月、古瀬編南江堂
教科書心臓外科新井 編医学書院
参考書心臓血管外科テクニック Ⅰ-ⅣMC メディカ出版
参考書臨床研修医必携経験すべき循環器診療メジカルビュー社
教科書
署名
標準外科学
著者・編者
監修:加藤 治文、編集:畠山 勝義/北野 正剛/若林 剛
発行所
医学書院
教科書
署名
外科学
著者・編者
杉町、出月、古瀬編
発行所
南江堂
教科書
署名
心臓外科
著者・編者
新井 編
発行所
医学書院
参考書
署名
心臓血管外科テクニック Ⅰ-Ⅳ
著者・編者
発行所
MC メディカ出版
参考書
署名
臨床研修医必携経験すべき循環器診療
著者・編者
発行所
メジカルビュー社

AV資料

心臓外科ビデオ WG VC 412 ~ 414
他に科として多数の手術ビデオを有しているので、希望があれば実習担当医に連絡してください。

到達目標

代表的な心臓・胸部大動脈・腹部大動脈・末梢動脈疾患及び不整脈疾患の外科的診断・治療法を理解し説明できる。

評価基準

実習態度40%、筆記テスト60%

その他注意事項

初回集合場所・時間
1号館4Nカンファレンスルーム前・午前8時00分

その他注意事項
⑴  携帯する実習器具:聴診器
⑵ 使用講義室: 1号館4Sカンファレンスルーム、本館2 階心臓血管外科外来カンファレンスルーム、本館3階臨床講義室No.5、新M号館心臓血管外科学研究室
⑶ その他:実習のスケジュール表は毎回、実習初日に配布します。
⑷ 講義前に必ず配布資料を読んで予習をしておくこと。