英文名 | Psychiatry(Clinical Clerkship) | |
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科目概要 | 5年[3週]、3群科目、選択、実習 | |
科目責任者 | 稲田 健 | |
担当者 | 稲田 健※, 廣岡 孝陽※, 山本 宏明※ | |
教室 |
担当教員は、精神科スーパー救急病棟、精神科アウトリーチチームを有する大学病院で、精神科急性期治療および慢性期治療、リエゾン精神医学、老年精神医学、司法精神医学、児童精神医学に係る臨床経験、研究、教育(医学部を含む)等の実務経験を活用し、臨床実習を通じて医師として必要な精神医学の知識習得の手助けを行う。
1. プロフェッショナリズムと倫理: ◎ | 4. 知的探究と自律的学習: ◯ | 7. 予防医学: ◯ |
2. コミュニケーション能力: ◎ | 5. チーム医療: ◎ | 8. 地域医療: ◯ |
3. 医学的知識と技術: ◎ | 6. 医療の質と安全: ◎ | 9. 国際貢献: ◯ |
選択実習では必修実習で精神科を実習したうえで、さらに実習を希望する者を対象とする。精神科の基本的な枠組み理解を深めること、より専門的な精神医療を実習することを目的とし、実習生の希望を尊重する。例えば、精神科入院および外来患者の診療、精神科リハビリテーション、精神科リエゾン、児童精神科臨床、動物介在療法などについて実習する。
1)学外実習(単科精神科病院・KMCを含む)
a.学外実習科病院の予定に従って実習を行う。
b.担当指導医と相談して主要な精神疾患(統合失調症、気分障害、認知症など)患者1例を担当する。
c.担当指導医の指示の範囲で担当患者の診療に参加する。
d.学外実習精神科病院の診療会議などに参加する。
e.学外実習精神科病院の精神科リハビリテーションを見学する。
f.学外実習の最終日までに、担当患者についてレポートを作成する。
2)学内実習(北里大学病院)
a.リエゾン・コンサルテーションのチーム医療を体験する。
b.リエゾン・コンサルテーションの精神科初診を体験する。
c.担当指導医の面接に同席する。
d.担当指導医の指示の範囲で患者と面接をする。
e.意識障害、症状性精神障害の治療を理解する。
f.リエゾン・コンサルテーション精神医学の講義を受ける。
g.過去に出題された医師国家試験や総合試験問題を各自で解答し、参考図書などを活用し調査する。
h.精神科(児童)患者の診察を見学する(希望者)。
i.学外実習で担当した患者の発表(プレゼンテーション)を行う。
症例発表:担当症例について、グループ内で発表(プレゼンテーション)を行う。発表の最後に、担当指導医が、よくできた発表・考察あるいは誤解についてコメントする。
臨床講義:パワーポイントと配布資料を用いた講義形式ですすめる。講義中に生じた課題についてはその場で解説する。
試験問題学習:実習初日に配布された問題集を個別に学習し、グループ内で課題を抽出する。グループ内で生じた課題に対して担当指導医とともに、講義内で解答を検討する。
第3学年系統講義(精神系診断・治療学)のテキストを読み復習を行う。(1-2 時間)
第4/5学年精神科実習の臨床講義で扱った内容およびテキストを読み復習を行う。(1-2 時間)
主要疾患についての疑問点や学習したい内容を明確にしておく。
更なる疑問点については、担当教員と討論すること。
⑴ 精神医学的評価と鑑別を含めた診断ができる。
⑵ 他科との連携の実践を経験する。
1) 学内・学外実習精神科病院で経験した患者のうち1例についてレポートを提出する。担当患者の精神現象、鑑別診断、治療経過・方針を具体的に記し、医学論文を最低2つ引用し、考察として述べること。40%
2) 実習最終日に、担当した1 症例を発表する(発表15 分、質疑応答5 分)。40%
3) 実習態度。20%
定員
総受入数 12 名
第1 期間 2 名
第2 期間 2 名(KMC)
第3 期間 2 名
第4 期間 2 名
第5 期間 2 名(KMC)
第6 期間 2 名
初回集合場所・時間
場所:北里大学病院 西館 2H 病棟 出入口付近 エレベーターホール前
時間:午前8 時30 分