英文名 | Gastroenterology(Clinical Clerkship) | |
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科目概要 | 6年[3週]、3群科目、選択、実習 | |
科目責任者 | 草野 央 | |
担当者 | 草野 央※, 池原 久朝※, 和田 拓也※ | |
教室 |
草野 央ほか:
大学病院での診療経験を踏まえ、特に消化器系疾患の治療に重点を置き、より実践に則した知識を習得できるよう指導する。
1. プロフェッショナリズムと倫理: ◯ | 4. 知的探究と自律的学習: ◯ | 7. 予防医学: |
2. コミュニケーション能力: ◯ | 5. チーム医療: ◯ | 8. 地域医療: |
3. 医学的知識と技術: ◎ | 6. 医療の質と安全: ◯ | 9. 国際貢献: |
北里大学消化器内科学は、消化管グループ、胆膵グループ、肝臓グループの部門から構成されている。そして最近の目覚ましい医学の進歩により、それぞれのグループで学ぶ内容は年々深化しているが、4, 5 年生の病棟実習でそのすべてを網羅するには時間が十分とは言えない。
クリニカル・クラークシップにおいては、より深く実践に即した知識の取得を目標とする。
(1) より深い消化器内科的診断・治療プロセスの取得
(2) 病歴聴取、診療録記録、基本的診療知識にもとづいた情報の収集・診断・除外診断・治療計画の作成
(3) より専門性の高い検査・治療への実習参加
(4) 幅広い消化器領域の知識の習得
(5) プレゼンテーションの習得とフィードバック
(6) 自主的学習による更なる知識の深化
(1) 3週間の実習の内訳は2週間の病棟実習、1週間の検査実習(上下内視鏡、ERCP、超音波内視鏡、各種の内視鏡治療、腹部血管内治療、ラジオ波焼灼療法等)とする。
(2) 病棟実習中は、指導医と相談した上で、診察・検査へ自由に参加してよい。
(3) 検査実習では、上下内視鏡、ERCP、超音波内視鏡、各種の内視鏡治療、腹部血管内治療、ラジオ波焼灼療法等を見学する。なおERCPや腹部血管内治療では放射線管理区域に立ち入る可能性があるため、放射線ガラスバッチを着用のこと。
(4) 病棟実習では、火曜日に開催される教授回診、毎週木曜日(16時30分~)に開催されるXPカンファレンスに参加し担当以外の幅広い消化器領域の知識の習得を行う。
(5) 学生カンファレンス(2週目の金曜日15時から)では、病棟実習もしくは検査実習で見学した症例から1例を選択し、5分程度のプレゼンテーションを行う。教授がプレゼンテーションの内容に関する口頭試問を実施しフィードバックを行う。
(6) 実習内容の時間配分は、基本的に指導時間やカンファレンス、講義以外は自由である。消化器内科で得た知識の更なる深化に活用して欲しい。ただし、直接連絡が取れる体制にしておくこと。
予習:消化器内科学および内科学全般の総合的な臨床的知識とOSCE を前提とした診断技術を、実習前に再確認すること。
復習:その日に学んだ知識(検査や治療内容)について疑問点を整理し、翌日以降の臨床実習に繋げること。
毎日の予習に1 時間、復習に2 時間が必要と考える。
⑴ 清潔な身なりをし、社会人、医療に携わるものとして適切なふるまいをすることができる。
⑵ 院内感染の予防に配慮し、自己管理を含めた適切な行動をとることができる。
⑶ 患者の持つ医学的、社会的・心理的問題点を発見することができる。
⑷ 適切な医療面接、基本的な身体診察を実施し、異常所見に気づくことができる。
⑸ 消化器領域における、各種検査の目的・方法・診断的意義とその限界および偶発症を説明できる。
⑹ 内視鏡治療の適応や方法とその限界および偶発症を説明できる。
⑺ 診断に基づいた適切な治療計画を組み立てることができる。
⑻ 症例の問題点をまとめ、要点をプレゼンテーションすることができる。
⑼ 自己の学習を振り返り、改善に努めることができる。
⑽ チーム医療を理解し、チームの一員として適切に行動することができる。
学生カンファレンスのプレゼンテーション(50%)と、実習態度(50%)によって評価する。
定員
第1期間 :6名 第2期間:6名 第3期間 :6名
第4期間 :6名 第5期間:6名 第6期間 :6名
初回集合場所・時間
本館2F 内科専門外来 消化器内科カンファレンスルーム
第1 週月曜日8時30分(担当:和田)