英文名 | Thoracic Surgery(Clinical Clerkship) | |
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科目概要 | 6年[3週]、3群科目、選択、実習 | |
科目責任者 | 学部長(代行) | |
担当者 | 神谷 紀輝※, 塩見 和※, 三窪 将史※, 内藤 雅仁※, 園田 大※, 玉川 達※, 近藤 泰人※, 宮永 茂樹※ | |
教室 |
神谷 紀輝、三窪 将史ほか:
臨床実習を踏まえ、呼吸器外科全体の理解が深まるよう指導する。
1. プロフェッショナリズムと倫理: ◎ | 4. 知的探究と自律的学習: ◎ | 7. 予防医学: ◯ |
2. コミュニケーション能力: ◎ | 5. チーム医療: ◯ | 8. 地域医療: ◯ |
3. 医学的知識と技術: ◎ | 6. 医療の質と安全: ◯ | 9. 国際貢献: ◯ |
臨床現場の実体験を通じ呼吸器外科全体の理解を深める。
⑴ 手術を受ける患者さんの術前からの担当を受持医・主治医とともに行い、術前検査・手術・術後管理・退院指導を担当するとともに、コミュニケーションを発展させる。
⑵ 指定された課題についてテキストや文献等を参考にまとめ、学会発表形式でプレゼンテーション並びに質疑応答を行う。
⑶ 希望者には呼吸器外科専門施設への学外見学実習を行う。(がん研有明病院、聖隷横浜病院など)
⑷ スケジュールが合えばウェットラボ研修を行う。
(5) 医療安全、感染対策、地域医療、予防医学の重要性を解説する。
(1) 術前検査・手術・術後管理・退院指導それぞれの場面で評価をフィードバックする。
(2) プレゼンテーションについてはその質疑応答で評価をフィードバックする。
「 予習」
・ 実習前にテキストを読み(約1時間)、胸部解剖(筋肉、血管、神経)を確認する(約2時間)。
・ パワーポイントを使用したプレゼンテーション方法を確認する(約1時間)。
・ 肺癌、縦隔腫瘍、自然気胸、転移性肺腫瘍についての知識をテキスト等を読んで調べておく(約2時間)。
「 復習」
・ 実習後、経験した呼吸器外科疾患(肺癌、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、気胸等)についてテキストの指示された部分に再度目を通す(約1時間)。
・ 実習の初日に指定された課題についてパワーポイントを使用したプレゼンテーションを作成し、評価日に発表する(約2時間)。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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参考書 | 呼吸器外科テキスト 改訂第2版 | 日本呼吸器外科学会 | 南江堂 |
参考書 | 肺癌取扱い規約 第9版 | 日本肺癌学会 | 金原出版 |
参考書 | 肺癌診療ガイドライン. 悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む 2024年版 | 日本肺癌学会 | 金原出版 |
参考書 | WHO Reporting System for Lung Cytopathology. 1st ed. | WHO、IARC | International Agency for Research on Cancer |
参考書 | 呼吸器疾患最新の治療2023-2024 | 弦間昭彦 | 南江堂 |
⑴ 呼吸器外科系主要疾患の臨床検査(血液検査、胸部エックス線写真、胸部CT、その他画像検査)の基本的な適応と役割を説明でき,診断・読影を正しい手順で行える。
⑵ 担当者の指導の下に、カルテ記載を行う(バイタルサイン、症状を確認し記載する)。
⑶ 外科的な基本手技(無菌操作、手術時の手洗い、ガウンテクニック、基本的な縫合と抜糸、創の消毒など)実践あるいは補助できる。
⑷ 術前・術中・術後管理について概説できる。
⑸ 医療の質、安全と感染予防に係る基本事項を理解し概説できる。
(6) 自身のコミュニケーションを振り返り、改善・発展させる。
(7) 地域医療と国際協力について重要性を理解し、説明できる。
(8) 感染症、悪性腫瘍の予防について対策を説明できる。
担当患者のカルテ作成(20点)、無菌操作・ガウンテクニック・縫合・結紮等の手技(20点)、担当症例サマリー作成(20点)、術前カンファレンスでのプレゼンテーション(40点)。
定員
各期間ともに2人
学外実習について
学外実習可能。希望者は早期に実習担当者に申し出ること。
学会、研究会などへの出席は随時可能か判断する。
初回集合場所・時間
東館5N カンファレンスルーム・朝8:00
実習における注意事項
患者、医療従事者に対して、社会人としての行動と誠実な対応を心がけること。
より実践的な臨床実習を行うため、系別講義や臨床実習で学んだ知識が要求される。
スケジュール
呼吸器外科のタイムスケジュールは別紙参照。