英文名 | Dermatology(Clinical Clerkship) | |
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科目概要 | 6年[3週]、3群科目、選択、実習 | |
科目責任者 | 天羽 康之 | |
担当者 | 天羽 康之※, 小原 宏哉※ | |
教室 |
天羽 康之ほか:
臨床経験を踏まえ、視診・触診を通して皮疹の的確な表現、適切な問診のとり方を教授し、病棟実習では皮膚科特有の軟膏療法、処置法を学び、患者との接し方を指導する。
1. プロフェッショナリズムと倫理: ◯ | 4. 知的探究と自律的学習: ◯ | 7. 予防医学: ◯ |
2. コミュニケーション能力: ◎ | 5. チーム医療: ◯ | 8. 地域医療: ◯ |
3. 医学的知識と技術: ◎ | 6. 医療の質と安全: ◯ | 9. 国際貢献: |
皮膚はその構造と機能からみた特異性より身体内外からの影響を受け、様々な病変を呈する。皮膚疾患と全身の関係は密接で、皮膚単独の疾患のみならず、ときに全身疾患の部分症状として、ときに他の内臓病変の結果として生じる皮膚病変があり、“ 皮膚は全身をあらわす窓” となり得る。一つの皮膚病変をどこまで深く掘り下げて考えられるか、皮膚疾患を理解する中で追求してほしい。
視診・触診を通して皮疹の的確な表現を学ぶ。皮疹の性状により、適切な問診のとり方を学ぶ。診断に必要な検査法を選択してその手技について学ぶ。
皮疹より適切な鑑別疾患を挙げ、診断までのプロセスを組み立てる。病棟実習では創部の消毒・ガーゼ交換や軟膏の外用療法、処置法を学び、患者との接し方、診療録の作成について学ぶ。実習中、他施設での学外実習も予定している。
フィードバック方法:レポートについては実習中に担当医師から説明、解説をします。
第3学年の講義で学習した皮膚科学の基本的知識や第5学年の臨床講義で学習した実際の皮疹の見方、疾患の考え方を確認する。
更に今まで学んできた皮膚疾患を一層、深く掘り下げて考えられるように、教科書や参考図書、文献などをよく読んで理解を深めておく。
予習・復習として、皮膚科学の参考図書を一読しておくこと。必要時間は約1 時間。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | あたらしい皮膚科学 | 清水宏 | 中山書店 |
教科書 | 皮膚科学 | 上野賢一 | 金芳堂 |
参考書 | 学生参考図書 実践 皮膚病変のみかた | (監修・編集)西岡清・片山一朗・勝岡憲生・川名誠司・斉藤隆三(日本医師会) | |
参考書 | 学生参考図書 皮膚病アトラス …発疹のみかた、疾患の理解のための皮膚科図譜 | 西山茂夫 | 文光堂 |
参考書 | その他の参考図書 Textbook of Dermatology …英文皮膚科学教科書 | Rook. A. | Blackwell |
参考書 | その他の参考図書 Histopathology of the skin …英文皮膚病理学教科書 | Lever. W. F. | J. B. Lippincott |
医師として持つべき皮膚科学に対する基本的知識・能力を身につける。皮膚疾患について知り、説明できるようになることを目的とする。
【共通評価部分】症例サマリー含めたレポート(60%)
【当科独自の評価部分】回診時のプレゼンテーションなど(40%)
定員
第1期間:3人 第2期間:3人 第3期間:3人
第4期間:3人 第5期間:3人 第6期間:3人
学外実施について
期間中、一部の実習は座間総合病院皮膚科、タナベ皮フ科医院、等の施設にて学外実習を予定している。
初回集合時間・場所
8:50 本館3F 皮膚科カンファレンスルーム
遅刻厳禁※やむを得ず実習を遅刻、欠席する場合は、実習開始前までに必ず医学部事務室教務課へ連絡を入れること。