英文名 | Oriental Medicine(Clinical Clerkship) | |
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科目概要 | 6年[3週]、3群科目、選択、実習 | |
科目責任者 | 星野 卓之 | |
担当者 | 星野 卓之※, 伊東 秀憲※ | |
教室 |
星野 卓之ほか:
日本東洋医学会認定漢方専門医などとしての臨床経験を踏まえて、漢方治療の実際、鍼灸治療の実際、生薬調剤、生薬管理などについて実習を行う。
1. プロフェッショナリズムと倫理: ◎ | 4. 知的探究と自律的学習: ◯ | 7. 予防医学: ◯ |
2. コミュニケーション能力: ◎ | 5. チーム医療: | 8. 地域医療: |
3. 医学的知識と技術: ◯ | 6. 医療の質と安全: | 9. 国際貢献: |
漢方医学(漢方薬、鍼灸)の理解と診療体験を目的とする。現在、医師の約9 割が日常診療に漢方薬を使用している。鍼灸治療は腰痛・膝痛・肩こりなどの治療手段として普及している。学生時代に漢方や鍼灸の基本を理解し、診療体験をしておくことは大変有意義である。
北里大学には北里研究所病院漢方鍼灸治療センターと薬学部附属東洋医学総合研究所があることから、本格的な漢方や鍼灸を体験学習できる環境にある。
漢方外来では漢方独自の疾病概念に基づく診断プロセスを学習し、生薬について品質管理・調剤・服用法などを体験学習する。鍼灸外来では適応疾患と治療法について学習する。
・ 漢方外来見学を主とし、カンファレンス、勉強会に参加する。
・ 腹診DVDやシミュレーターなどから、腹診手技を学ぶとともに所見についての理解を深める。
・ 図書室の利用、DVD より知識を深める。カルテから処方に至る考え方を学ぶ。
理解度を随時チェックしつつdiscussionをし、学生からの質問や意見への回答・コメントを通じたフィードバックを行なう。
予習:第2 学年もしくは第3 学年で受けた東洋医学講義の復習をしておく(1 時間)。
復習:discussion における質疑応答内容などを踏まえて、西洋医学と対比した東洋医学の特質を整理する(1 時間)。
1.漢方医学の特質を理解するために、「証」の考え方について学び、西洋医学との違いを理解できる。
2.医療現場で漢方薬を処方するときに備え、代表的な漢方方剤の効能・効果が理解できる。
3.鍼灸医学の特質を理解するために、鍼灸治療の適応と基本的な効能が理解できる。
4.漢方薬の特徴を理解するため、生薬と漢方薬の関係、主な生薬の効能や副作用を理解できる。
教育指導責任者と漢方医学の必要性・特徴についてdiscussion を行う:25%
実習期間中に指導者から指示された症例につきサマリーを作成する:25%
症例サマリーの提出にあたり、漢方鍼灸治療センター医師と漢方医学的観点からのdiscussion を行う:50%
受け入れ期間と人数
選択実習1(第1 期間):1 名
選択実習2(第2 期間):1 名
選択実習3(第3 期間):1 名
選択実習4(第4 期間):1 名
選択実習5(第5 期間):1 名
選択実習6(第6 期間):1 名
初回集合場所・時間: 白金キャンパス アネックス棟2階 漢方鍼灸治療センター医局(もしくは1 階総合受付)午前8:30
実習における注意事項:身だしなみに注意、清潔な白衣を着用。外来陪席中はパソコン・スマートフォン等は原則使用禁止。