英文名 | Clinical Anatomy (Clinical Clerkship) | |
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科目概要 | 6年[3週]、3群科目、選択、実習 | |
科目責任者 | 助川 浩士 | |
担当者 | 助川 浩士※ | |
教室 |
助川 浩士
臨床経験を踏まえ、手術手技、検査手技について概説する。
1. プロフェッショナリズムと倫理: ◎ | 4. 知的探究と自律的学習: ◎ | 7. 予防医学: ◯ |
2. コミュニケーション能力: ◯ | 5. チーム医療: ◯ | 8. 地域医療: ◯ |
3. 医学的知識と技術: ◎ | 6. 医療の質と安全: ◎ | 9. 国際貢献: ◎ |
第2学年に行った解剖学実習をさらに発展させて、病気や障害の病態解明を目的とした解剖、手術や検査など臨床の手技に必要な解剖を行い医師になるための準備を行う。また、臨床解剖実習を通じて医療安全の理解を深める。
1)新鮮凍結屍体、ホルマリン固定屍体、その他の固定屍体を使用し、病気や障害の病態解明を目的とした解剖、手術や検査を施行するにあたり必要な解剖を行う。
2)担当教員とテーマを設定し、その内容を教科書、手術手技書、和論文、英語論文などで調べ、解剖の計画を立てる。
3)計画に沿って解剖を行い、病態解明の考察、手術、検査における安全性・問題点を検討する。
4)手術中と同じ手法で、神経や血管の剥離、神経縫合、腱縫合、骨接合術を実際に行う。
5)参考になる実際の手術があれば、手術(整形外科に限る)に参加・見学する。
6)大学院生の研究の助手を行い、基礎研究を体験する。
7)実習成果をレポートの提出、プレゼンテーション、口頭試問などで評価を受ける。
毎回、実習終了時に作成したスライドやレポートを確認・コメント・修正し、フィードバックを行う。
教員の管理のもと、自主的にテーマを探索し、教科書、手術手技書、和論文、英語論文などで調べ、作成した手順のもとご遺体を解剖させていただき、知の探究を行う。学習した内容をレポートにまとめる。
回 | 講義テーマ | 講義内容 | 担当者 | 所属 |
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1 | 臨床解剖実習 | ガイダンス | 助川 浩士 | 医学教育研究開発センター臨床解剖教育研究部門 |
2 | 臨床解剖実習 | 実習 | 助川 浩士 | 医学教育研究開発センター臨床解剖教育研究部門 |
3 | 臨床解剖実習 | 実習 | 助川 浩士 | 医学教育研究開発センター臨床解剖教育研究部門 |
4 | 臨床解剖実習 | 実習 | 助川 浩士 | 医学教育研究開発センター臨床解剖教育研究部門 |
5 | 臨床解剖実習 | 実習 | 助川 浩士 | 医学教育研究開発センター臨床解剖教育研究部門 |
6 | 臨床解剖実習 | 実習 | 助川 浩士 | 医学教育研究開発センター臨床解剖教育研究部門 |
7 | 臨床解剖実習 | 実習 | 助川 浩士 | 医学教育研究開発センター臨床解剖教育研究部門 |
8 | 臨床解剖実習 | 実習 | 助川 浩士 | 医学教育研究開発センター臨床解剖教育研究部門 |
9 | 臨床解剖実習 | 実習 | 助川 浩士 | 医学教育研究開発センター臨床解剖教育研究部門 |
10 | 臨床解剖実習 | 実習 | 助川 浩士 | 医学教育研究開発センター臨床解剖教育研究部門 |
11 | 臨床解剖実習 | 実習 | 助川 浩士 | 医学教育研究開発センター臨床解剖教育研究部門 |
12 | 臨床解剖実習 | 口頭試問・レポートの提出 | 助川 浩士 | 医学教育研究開発センター臨床解剖教育研究部門 |
担当教員とテーマを協議し、テーマに沿って教科書、手術手技書、和論文、英語論文で調べ準備する(1 時間)。実習期間内にも準備学習の時間を設ける。行った実習についてスライド作成、レポート作成を行いまとめと復習とする(1 時間)。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 解剖学カラーアトラス | J. W. Rohen, 横地千仭, E. Lutjen-Drecoll | 医学書院 |
教科書 | プロメテウス解剖学アトラス | 坂井建雄, 松村譲児 監修 | 医学書院 |
教科書 | グレイ解剖学 | 塩谷浩平 訳 | エルゼビア・ジャパン |
参考書 | 人体の正常構造と機能 | 坂井 建雄, 河原 克雅 編集 | 日本医事新報社 |
臨床解剖を通じて病気や障害の病態解明に迫る。
臨床解剖を通じて手術や検査手技を習得し、安全性や危険性を理解する。
新規術式や検査方法を模索する。
第2 学年で行った系統解剖の理解を深める。
医療事故がなぜ起こるのかを臨床解剖を通じて理解する。
解剖計画を立て、実行できる能力を身に付ける。
実習態度 50%
レポート プレゼンテーション 口頭試問 50%(実習内容によって決定する。)
受け入れ期間と人数
期間: 3 期間(原則 解剖学実習と同期間)
定員: 各期間2 名まで
初回集合場所・時間
解剖実習室内(北里Clinical Anatomy Lab.)
実習における注意事項
ご遺体に対する倫理事項が遵守できること。
新鮮凍結屍体を使用する場合は、解剖に適した筋・骨・関節・神経の解剖を主に行う。
消化器、肺実質や眼表面など解剖に適さない部位もある。その場合はホルマリン固定屍体の使用させていただく。
臨床医、大学院生も使用させて頂く場合があるので、解剖部位やテーマが変更になることがある。