
| 英文名 | Nervous System | |
|---|---|---|
| 科目概要 | 2年後期[24コマ]、3群科目、必修、講義 | |
| 科目責任者 | 西山 和利 | |
| 担当者 | 西山 和利※, 天野 英樹※, 細野 加奈子※, 一戸 昌明※, 眞山 到※, 片倉 隆※, 萬代 研二※, 山森 早織※, 鳥居 知宏※, 丸尾 知彦※, 鎌田 真理子※, 山田 玲※ | |
| 教室 | M103(新校舎1階大講義室) | |
西山 和利ほか:
臨床経験を活かして神経系を理解することが聴講する学生の将来に如何に結びつくかを解説する。
山森、丸尾、鳥居:
国内外の研究・教育機関での神経科学研究の経験を踏まえ、脳・神経科学の面白さや重要性について概説する。
| 1. プロフェッショナリズムと倫理: | 4. 知的探究と自律的学習: ◎ | 7. 予防医学: |
| 2. コミュニケーション能力: | 5. チーム医療: | 8. 地域医療: |
| 3. 医学的知識と技術: ◯ | 6. 医療の質と安全: | 9. 国際貢献: |
中枢神経系の構造に関する基本的知識を習得するとともに、中枢神経、末梢神経、筋の相互関係について理解し、それらの知識を臨床の場でどのように活用していくかの基本を学習する。さらに、神経系に関する生化学、生理学、薬理学、病理学についての基礎的知識を臨床と関連付けて学ぶ。すなわち脳の物質構成と代謝、反射・運動・感覚の生理、痛みと鎮痛薬、中枢神経抑制薬と興奮薬・向精神薬の作用機序などについて学ぶ。また各種神経疾患の病理と病態生理について学習し、最後に神経病理の実習を行う。神経系の講義を通じて、神経系に関する基礎的知識を習得し、その知識をもとに臨床医学への理解を深めていく。
講義はオムニバス形式で実施される。教育内容の概要は以下の通りである。
神経系の構造を概説し、細胞レベルでの神経系構成成分の細胞を理解できるようにし、マクロとしての神経解剖を復習する。また高次脳機能について脳解剖との対比で解説をする。
神経系における生理と生化学を理解し、イオノトロピック受容体、メタボトロピック受容体など各種の受容体、シナプスの伝達機構と機能制御とについて理解できるように解説する。
神経系における運動、感覚、反射の背景を生理学の観点から解説する。中枢神経系の物質構成と代謝、中枢及び末梢神経、神経筋接合部に関する薬理学を解説し、さらには局所麻酔薬、吸入麻酔薬など各種の麻酔について解説する。
病理学の観点からは、神経・筋の構造と各種疾患、即ち脳血管障害、神経変性疾患、脱髄疾患、神経感染症、などの中枢神経および末梢神経疾患について解説する。
教科書以外にプリントを配布し、これに従って講義を進める。フィードバックについては、試験後に正答率の低かった問題の解説をGoogle Classroomに掲出する。
その他、PowerPoint あるいはそのprint out したものを使用する。(薬理学・脳神経内科学)
講義と実習を組み合わせて授業を行う。(病理学)
| 回 | 日時 | 講義テーマ | 講義内容 | 担当者 | 所属 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 11/13(金)① | 神経系の概略⓵ | 臨床の観点から神経系解剖学の復習を実施し、「神経系」講義シリーズの全体像を俯瞰する。 | 西山 和利 |
脳神経内科学 |
| 2 | 11/13(金)② | 神経系の概略⓶ | 第1回講義の引き続き、「神経系」講義シリーズの全体像を俯瞰する。 | 西山 和利 |
脳神経内科学 |
| 3 | 11/16(月)③ | 神経系の生理(総論) | 神経系概論、神経細胞、シナプス | 片倉 隆 |
非常勤教員 |
| 4 | 11/16(月)④ | 神経変性疾患の病理 | 神経変性疾患の総論、神経変性疾患の各論 | 一戸 昌明 |
病理学(村雲単位) |
| 5 | 11/17(火)② | 神経系の生理(総論) | 3つの統合レベルとその反応、電気シナプスにおける伝達、神経細胞の接続の基本方式 | 片倉 隆 |
非常勤教員 |
| 6 | 11/19(木)③ | シナプス前部機構 | シナプス伝達と開口放出 | 山森 早織 |
生化学(萬代単位) |
| 7 | 11/19(木)④ | シナプス後部機構 | シナプス分子、神経伝達物質と受容体、興奮性シナプス後部の分子構成 | 丸尾 知彦 |
生化学(萬代単位) |
| 8 | 11/24(火)② | シナプス伝達の可塑性 | 学習・記憶の機構、シナプス伝達の可塑性(海馬長期増強、小脳長期抑圧) | 丸尾 知彦 |
生化学(萬代単位) |
| 9 | 11/26(木)① | 認知症治療薬 | 抗認知症薬の機序及び副作用 | 鎌田 真理子 |
薬理学 |
| 10 | 11/26(木)② | 筋弛緩薬 | 筋収縮に至るまでの経路の 概要、薬物の作用点 | 細野 加奈子 |
薬理学 |
| 11 | 12/1(火)① | 向精神薬1 | 抗精神病薬、神経症治療薬 | 天野 英樹 |
薬理学 |
| 12 | 12/1(火)② | 向精神薬2 | うつ病と精神刺激薬に作用する薬物の機序及び副作用 | 天野 英樹 |
薬理学 |
| 13 | 12/3(木)① | 鎮痛薬 | 痛みと疼痛治療薬 | 鎌田 真理子 |
薬理学 |
| 14 | 12/3(木)② | 中枢性筋弛緩薬, 抗パーキンソン病治療薬 | 筋緊張を制御する神経機構 を選択的に抑制する薬物 | 細野 加奈子 |
薬理学 |
| 15 | 12/15(火)② | 抗けいれん薬,てんかん治療薬 | 抗けいれん薬の種類、作用、 化学構造 | 天野 英樹 |
薬理学 |
| 16 | 12/10(木)① | 感覚の生理1 | 感覚生理学(総論) | 山田 玲 |
生理学(山田単位) |
| 17 | 12/10(木)② | 感覚の生理2 | 神経回路による感覚情報処理 | 山田 玲 |
生理学(山田単位) |
| 18 | 12/11(金)③ | 脳腫瘍の病理 | 脳腫瘍の病理 | 一戸 昌明 |
病理学(村雲単位) |
| 19 | 12/11(金)④ | 神経回路形成 | 神経回路形成の分子細胞生物学 | 萬代 研二 |
生化学(萬代単位) |
| 20 | 12/15(火)① | グリア細胞 | グリア細胞の機能と関連する疾患 | 鳥居 知宏 |
生化学(萬代単位) |
| 21 | 12/18(金)① | 中枢神経感染症、 脳血管障害の病理 |
脳血管障害の総論および疾患別各論、中枢神経感染症の総論および疾患別各論 | 一戸 昌明 |
病理学(村雲単位) |
| 22 | 12/18(金)② | 神経病理実習 | 錐体外路系、運動ニューロン系変 性疾患の病理実習 |
眞山 到 |
病理学(村雲単位) |
| 23 | 12/22(火)① | 局所麻酔薬 | 局所麻酔薬の作用機序、特徴、副作用 | 天野 英樹 |
薬理学 |
| 24 | 12/22(火)② | 全身麻酔薬 | 吸入麻酔薬と静脈麻酔薬 | 天野 英樹 |
薬理学 |
予習:1年次と2年次前期の復習を十分に行う。特に神経解剖の講義について確認しておくこと。
復習:講義の内容を必ず復習し、身につけること。
予習・復習に1コマ当たり合計2時間をかけること。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | 人体解剖学 | 藤田恒太郎 | 南江堂 |
| 教科書 | 実習マニュアル | 脳実習・組織実習 | |
| 参考書 | 神経解剖学(第3版) | カーペンター(嶋井和世 監訳) | 広川書店 |
| 参考書 | 図説 中枢神経系(第2版) | Nieuwenhuys, R et al.(水野昇 ほか訳) | 医学書院 |
| 参考書 | 臨床のための神経機能解剖学 | 後藤文男 ほか | 中外医学社 |
該当なし。
中枢神経系の構造に関する基本的な知識を習得し、立体的構造について説明することができる。また神経生理学、神経生化学、神経薬理学、神経病理学について理解し、これらの知識を自由自在に臨床面に応用、活用することができる。
具体的評価法:試験100%。欠席は減点になることがある。