
| 英文名 | Renal and Urinary System | |
|---|---|---|
| 科目概要 | 3年前期[17コマ]、3群科目、必修、講義 | |
| 科目責任者 | 竹内 康雄 | |
| 担当者 | 竹内 康雄※, 長場 泰※, 青山 東五※, 和田 幸寛※, 鎌田 真理子※, 昆 伸也※, 中川 茉祐※, 津村 秀康※, 塩野 裕※, 志村 壮一朗※, 安田 隆※, 長田 太助※ | |
| 教室 | M202(新校舎2階大講義室) | |
竹内 康雄、長場 泰、青山 東五、和田 幸寛、鎌田 真理子、津村 秀康、昆 伸也、塩野 裕、志村 壮一郎、梶田 咲美乃、中川 茉祐、安田隆、長田太助
腎尿路系学習に必要な基本的知識と考え方を提示する
| 1. プロフェッショナリズムと倫理: ◯ | 4. 知的探究と自律的学習: ◎ | 7. 予防医学: ◯ |
| 2. コミュニケーション能力: ◯ | 5. チーム医療: ◯ | 8. 地域医療: |
| 3. 医学的知識と技術: ◎ | 6. 医療の質と安全: ◯ | 9. 国際貢献: |
体内恒常性維持に腎臓は不可欠な臓器である。腎・尿路系では、後期の診断・治療学で具体的な疾患の詳細を学ぶが、それ以前に病気を理解する基本的事項が必須であり、その点を腎尿路系(前期)で学習する。2 年生までに得た解剖、薬理、生理、病理学の基本的知識を基に、正常な腎尿路系に特徴的な構造と生理機能を理解する。次に腎尿路系を構成する各パート(糸球体、尿細管、腎盂、尿管、膀胱、前立腺、尿道、精巣)の ①機能異常、②病態的側面(炎症、感染、腫瘍、発生異常等)から疾患の基本的な考え方を習得する。
また、高血圧の発症機序における腎臓の関与の基本的な考え方を学ぶ。
腎臓の最も重要な役割は体内ホメオスタシス維持であり、その基本となる ①腎循環と糸球体ろ過機能、尿細管各部位の生理機能を先ず理解する(竹内、安田、長田)。②続いて糸球体機能、尿細管機能異常の基本病態を学ぶ(竹内、安田、長田)。③糸球体疾患については病理学的変化の特徴や異常の基本についても学ぶ(青山、和田、中川、昆)。④下部尿路系の構造、生理機能とその異常について、また下部尿路疾患の基本的な考え方を学ぶ(津村、塩野、昆、志村、梶田)。⑤腎臓は高血圧の発症に大きく関わっているが、その基本病態を学ぶ(長田)
配布プリントや資料を用いて講義をすすめる。詳細な点は必ず参考図書で確認すること。
定期試験後に学生全体に向け、講評を行う予定である。
| 回 | 日時 | 講義テーマ | 講義内容 | 担当者 | 所属 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 3/31(火)① | 腎循環と尿細管機能の生理学的役割 | 体液の恒常性維持に関わる腎循環や尿細管機能の意義を腎臓の構造特性をもとに生理学的に理解する | 安田 隆 |
非常勤教員 |
| 2 | 4/10(金)② | 血尿、蛋白尿、ネフローゼ症候群の機序 | 血尿、蛋白尿を呈する疾患の機序や病態について | 青山 東五 |
健康管理センター |
| 3 | 4/22(水)④ | 利尿薬の薬理 | 利尿薬の概念、作用機序による分類と名称、作用機序、副作用、薬物間相互作用、適用疾患について概説する | 鎌田 真理子 |
薬理学 |
| 4 | 4/23(木)① | 尿路系病理実習 糸球体疾患 (バーチャルスライド) 【M-31】 |
典型例から、糸球体疾患における病理組織標本の見方の基礎を学ぶ | 中川 茉祐 |
病理学(三枝単位) |
| 5 | 4/23(木)② | 水とNa バランスの異常がもたらす体液量の変化 | 水やNa バランスの異常がもたらす体液量とNa 代謝異常について病態生理の相違点について考える | 安田 隆 |
非常勤教員 |
| 6 | 5/7(木)③ | カリウムバランスの調節と異常 | K バランスの制御機構を理解しながら、高K 血症と低K 血症をきたす病態生理について考える | 竹内 康雄 |
腎臓内科学 |
| 7 | 5/18(月)① | 急性腎不全 | 腎生理学の基本を復習し、急性腎不全の病態、鑑別診断の考え方について理解する | 竹内 康雄 |
腎臓内科学 |
| 8 | 5/25(月)③ | 先天性腎疾患、(腎尿路形成異常、嚢胞性疾患、腎糸球体基底膜疾患)Wilms 腫瘍 | 先天性腎尿路奇形の疾患概念であるCAKUTと腎腫瘍のWilms腫瘍について講義する |
昆 伸也 |
小児科学 |
| 9 | 5/25(月)④ | 糸球体疾患の病態の理解 | 糸球体疾患の病態を理解し、臨床との関わりを理解する | 和田 幸寛 |
腎臓内科学 |
| 10 | 5/27(水)② | 酸‐塩基平衡の障害 | 肺と腎による酸- 塩基平衡の調節機序を理 解しながらアシドーシスとアルカローシスの病態について考える |
長田 太助 |
非常勤教員 |
| 11 | 6/2(火)① | 高血圧と腎(腎血管性高血圧、悪性高血圧症、良性腎硬化症) | 高血圧と腎疾患の関連性や病態について、また、原因問わず慢性腎臓病全体の基本病態についての考察 | 長田 太助 |
非常勤教員 |
| 12 | 6/2(火)② | 尿路・性器感染症 | 尿路感染症、性感染症の病態、診断と治療について概説する | 塩野 裕 |
泌尿器科学 |
| 13 | 6/9(火)③ | 慢性腎不全、CKD | 腎機能の評価と慢性腎不全の基本的な病態について理解する | 長場 泰 |
腎臓内科学 |
| 14 | 6/23(火)① | 腎尿路系腫瘍 |
腎尿路系の腫瘍の組織像 | 中川 茉祐 |
病理学(三枝単位) |
| 15 | 6/23(火)② | 尿路系病理実習 【M-31】 |
腎尿路系の腫瘍の組織像を学ぶ | 中川 茉祐 |
病理学(三枝単位) |
| 16 | 6/29(月)③ | 泌尿器科領域におけるがんゲノム医療と遺伝診療 | 泌尿器科領域におけるがんゲノム解析情報に基づいた治療の現状と2次的所見としての遺伝性腫瘍への対応につき解説をする | 津村 秀康 |
泌尿器科学 |
| 17 | 6/29(月)④ | 精巣腫瘍/性機能 | 若年に発症する精巣腫瘍および男性器の解剖・性機能・妊孕性につき講義する | 志村 壮一朗 |
泌尿器科学 |
予習:2 年生での腎尿路の解剖学、生理学、循環系(腎循環)について改めて通読しておく。
復習:該当する箇所のプリントや資料、参考図書を再度通読しておく。自分なりに概略図やフローチャートなどを作成してみると理解が定着する(作成した図、チャート、考察については希望があれば科目責任者が疑問点等を討論しますので教務課へ連絡してください)。
予復習で150 分を充てること。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 参考書 | *は推奨 | ||
| 参考書 | *内科学書(第9版) |
中山書店 | |
| 参考書 | 新臨床内科学 | 高久史麿、尾形悦郎監修 | 医学書院 |
| 参考書 | *標準泌尿器科学(第10版) | 医学書院 | |
| 参考書 | *ガイトン生理学(第13 版) | Elsevier | |
| 参考書 | *病気が見える Vol.8 腎泌尿器(第4版) | MEDIC MEDIA | |
| 参考書 | Smith's General Urology | Lange Medical Book | |
| 参考書 | *The Kidney | W. B. Saunders | |
| 参考書 | |||
| 参考書 |
1.腎・尿路系の形態解剖学及び腎血管系と血流に関する特徴、生理機能(糸球体ろ過機構、尿細管機能、排尿機構)を説明できる。
2.腎の生体恒常性維持機構(主に水、Na、K 及び酸塩基平衡の調節)を説明できる。
3.急性・慢性腎機能障害の病態の基本的考え方を説明できる。
4.糸球体疾患の基本的病態、臨床症候群の内容を説明できる。
5.腎尿路系の正常発生学及びその異常について説明できる。
6.高血圧の腎臓への影響についてその病態を説明できる。
7.腎尿路系腫瘍性疾患の病態を説明できる。
8.腎尿路系の感染性疾患の病態を説明できる。
9.腎泌尿科疾患における漢方診療の基本方針を説明できる。
定期試験(100%)