
| 英文名 | Legal Medicine | |
|---|---|---|
| 科目概要 | 4年前期[25コマ]、3群科目、必修、講義 | |
| 科目責任者 | 佐藤 文子 | |
| 担当者 | 佐藤 文子※, 入江 渉※, 佐々木 千寿子※, 落合 恵理子※, 藤田 眞幸※, 網干 博文※, 林 紀乃※, 菊地 洋介※, 永井 智紀※ | |
| 教室 | M102(新校舎1階大講義室) | |
佐藤文子:
豊富な解剖経験から、臨床医が知っておくべき法医学的知識をはじめ、さまざまな法医学的事項につき解説する。
その他の教員についても、解剖(分析・鑑定含む)・診療経験等から、各専門分野につき解説する。
| 1. プロフェッショナリズムと倫理: ◎ | 4. 知的探究と自律的学習: ◎ | 7. 予防医学: ◯ |
| 2. コミュニケーション能力: ◯ | 5. チーム医療: | 8. 地域医療: ◯ |
| 3. 医学的知識と技術: ◎ | 6. 医療の質と安全: ◯ | 9. 国際貢献: |
法医学は社会医学の一分野として広い範囲に及ぶ活動をおこなっている。学生に対しては、臨床医にとって必要な法医学の基礎知識・基礎的技術を習得させることを教育の目標とする。臨床医を志す者にとって、外傷、交通事故損傷、急性薬物中毒、内因性急死、CPAOA などの異状死体については、診療と共に、法医学的考え方が必要であり、これらの社会医学的意義を学習する。さらに、近年、社会問題となっている児童虐待事案についても事例を交え理解を深める。
また、医療事故、医事紛争などを含む医学と法律に関する問題について学習する。歯科所見や骨組織などから性別・年齢を推定する個人識別法に加え、DNA 鑑定法についても学習する。
法医学に関連するさまざまな事項(法規関連、内因性急死、児童虐待、創傷、死体現象、薬毒物、DNA、硬組織、診療関連死等)について講義する。
⑴ 講義
資料を配布し、スライドを用い講義を行う。
⑵ 演習
実際に診断書・検案書を作成してもらい、その場で模範解答の提示および解説を行う。
⑶ 小テスト
法医学系講義の後半で問題・解答用紙を配布、期日までに提出してもらう。後日、解説付きの模範解答を配布する。
⑷ 異状死体の検案・解剖の体験学習(希望者)
希望者には、講義のない時間(休講等)で、検案・解剖の見学を行ってもらう予定である。
| 回 | 日時 | 講義テーマ | 講義内容 | 担当者 | 所属 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 3/30(月)③ | 法医学系総論 | 法医学と社会との関わりについて時事的な話題を取り入れながら解説する | 佐藤 文子 |
法医学 |
| 2 | 3/30(月)④ | 異状死体 | 法医学で扱う異状死体とはどういうものか、またどのような問題が内在しているのか解説する | 佐藤 文子 |
法医学 |
| 3 | 4/2(木)① | 死体現象 | 早期・晩期死体現象について説明し、そこからどのように死後経過時間を推定するのか解説する | 入江 渉 |
法医学 |
| 4 | 4/2(木)② | 死後経過時間の推定 | 早期・晩期死体現象について説明し、そこからどのように死後経過時間を推定するのか解説する | 入江 渉 |
法医学 |
| 5 | 4/10(金)① | 内因性急死Ⅰ | 突然死の原因となる内因性疾患について実例を交え解説する | 佐藤 文子 |
法医学 |
| 6 | 4/10(金)② | 内因性急死Ⅱ | 突然死の原因となる内因性疾患、特に心臓性突然死について解説する | 佐藤 文子 |
法医学 |
| 7 | 4/17(金)④ | 物体検査 | 様々な生体試料を用いた検査法やその意義などについて解説する | 落合 恵理子 |
法医学 |
| 8 | 4/21(火)③ | 法医遺伝学Ⅰ | DNAとは何か、その基礎から特徴および個人識別などへの応用について解説する | 落合 恵理子 |
法医学 |
| 9 | 4/27(月)③ | 法医遺伝学Ⅱ | DNA型鑑定や遺伝性疾患について、具体的な検査法を交え解説する | 落合 恵理子 |
法医学 |
| 10 | 4/27(月)④ | 硬組織に関する法医学的事項 | 白骨や歯牙などの硬組織による年齢・性別の推定、個人識別の方法などについて解説する | 網干 博文 |
非常勤教員 |
| 11 | 4/28(火)① | 創傷総論 | 様々な創傷について概説する | 佐藤 文子 |
法医学 |
| 12 | 4/28(火)② | 創傷各論 | 鋭器・鈍器などによる損傷について実例を交え解説する | 佐藤 文子 |
法医学 |
| 13 | 5/7(木)③ | 死体検案書 | 死亡診断書・死体検案書の書き方について、記入マニュアルをもとに解説する | 入江 渉 |
法医学 |
| 14 | 5/7(木)④ | 監察医制度 | 現行の監察医制度および関連事項について解説する | 林 紀乃 |
非常勤教員 |
| 15 | 5/13(水)① | 死体検案書演習Ⅰ | 架空の事例をもとに死亡診断書・死体検案書を作成する | 入江 渉 |
法医学 |
| 16 | 5/13(水)② | 死体検案書演習Ⅱ | 架空の事例をもとに死亡診断書・死体検案書を作成する | 入江 渉 |
法医学 |
| 17 | 5/19(火)① | 創傷各論(交通外傷) | 交通外傷について実例を交え解説する | 佐藤 文子 |
法医学 |
| 18 | 5/19(火)② | 窒息総論・各論 | 窒息とは何か、その定義や種類などについて実例を交え概説する | 佐藤 文子 |
法医学 |
| 19 | 5/26(火)③ | 温度異常・電気などによる障害 | 異常環境下での死亡事例(火災、感電、凍死など)について実例を交え解説する | 永井 智紀 |
非常勤教員 |
| 20 | 5/26(火)④ | 法医中毒Ⅰ | 中毒とは何か、その定義や種類、社会動向などについて概説する | 佐々木 千寿子 |
法医学 |
| 21 | 5/27(水)④ | 法医中毒Ⅱ | 法医学で特に問題となる中毒物質などについて実例を交え解説する | 佐々木 千寿子 |
法医学 |
| 22 | 5/28(木)④ | 医療関連死 | 医療関連死およびその関連事項について法医学的視点で解説する | 藤田 眞幸 |
非常勤教員 |
| 23 | 6/4(木)④ | 死後画像診断 | 死後画像診断について、その有用性および限界について解説する | 菊地 洋介 |
非常勤教員 |
| 24 | 6/9(火)① | 児童虐待 | 児童虐待にどのようなものがあるのか実例を交え解説する | 佐藤 文子 |
法医学 |
| 25 | 6/9(火)② | 自殺統計 | 日本における自殺の現状および変遷について、さまざまな角度から解説する | 佐藤 文子 |
法医学 |
【授業時間外に必要な学習の時間:予習・復習あわせ各コマ2時間程度】
予習:受講前に、それぞれのテーマについて参考図書を読み、予習しておくこと。
復習:講義・演習内容で大事なポイントについてノート等にまとめる。その際、理解できていない部分、疑問点などについても書き出して調べる。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | 毎回、資料を配布する。 | ||
| 参考書 | 標準法医学 第8版 | 池田典昭、木下博之 編 | 医学書院 |
| 参考書 | 法医学 改訂4版 | 福島弘文 監修 | 南山堂 |
| 参考書 | 新訂 死体の視かた | 渡辺博司、齋藤一之 著 | 東京法令出版 |
特になし。
1.死体現象について理解し、説明できる。
2.異状死体、法医解剖及び死体検案に関係する法律をはじめ、医師として知っておくべき基本的な法律について理解し、説明できる。
3.内因性急死、創傷、交通事故損傷、薬物中毒、窒息、異常環境による死について理解し、説明できる。
4.白骨、歯科所見などの硬組織による年齢・性別・人種の推定や、個人識別の方法、DNA 鑑定について理解し、説明できる。
5.法医実務における物体検査の意義を理解し、説明できる。
6.架空の事例概要をもとに、死亡診断書、死体検案書などの医学的証明書の書き方を演習し、死因や死亡推定時刻の判定の仕方を理解し、説明できる。
7.教養と良識ある社会の成員・形成者として行動することができる。
定期試験(90%)、小テスト(10%)
講義・演習は欠席・遅刻をしないこと。